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『そういうゲーム』
この人生、自分にとっては一体どんなゲームなんだろう?
そんなことを考えるきっかけをくれたのが、
ヨシタケシンスケさんの『そういうゲーム』という絵本だ。
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ネットでたまたま見つけて、
「絵本なんだけど大人に読んでほしい、特に生きづらさを感じている人に」
ってな感じのコメントを見つけて、ずっと気になっていた。
そして、立ち寄った本屋さんで購入。
絵本なので当然文字数は多くないのだけど、生きづらさ満載の私には
たしかに「買ってよかった」と思える一冊だった。
※ここから少しだけネタバレになるので、見たくない方は逃げてください(言い方重すぎ)。
この絵本では、人生というものをさまざまなゲームとして描いていて、
その中に時折グサッとくるものが紛れ込んでる。例えばこんなのとか。
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あ、そういうゲームでいいんだ。。。
別に完璧を目指さなくても、ゲーム感覚で人生を生きたっていい。
そもそも完璧って何?って話なんだけど。
そして、絵本の帯に書かれていたのがこの言葉。
『あなたのゲームは、どういうゲーム?』
う〜ん、どうかな。。?
いろいろ考えてふと、母親からよく言われるフレーズを思い出した。
「家族をもたないと、いつか一人になっちゃうよ」
私はこの言葉に対していつも、まぁそうだよなと思いながらも
どこかで「それって悪なことなの?」と内心思っていた。
別に自分が困るだけだよって返されるの分かっているから言わないけど。
そして思った、
人生って一人にならないようにするためのゲームなの?
この絵本を読んで、今まで感じていたモヤモヤも一種のゲームなのかもなって思った。
生まれて結婚して子どもを産んで家族をつくってのくり返しがこの地球、人間なのだから。。(テーマでかすぎ?)
でも私は、これを自分の人生の一番のゲームにはしたくはないかなー、できれば。少なくとも今はそう思う。
この絵本には何種類ものゲームが出てくるけど、一番共感したのがこれだった。
500年後、たまたまこの絵を見つけた人が笑ったら、かち。
そういうゲーム。
楽しそうに絵を描く少年と共に描かれたこのゲームが一番、
わぁ、これいいなぁと素直に思った。
こうしていま生きづらさを感じて生きている”自分”という存在なんて、
何十億年も前にできて今も続いている地球のたった一人でしかなくて、
いつか誰からの記憶にも残っていないある時の瞬間になるわけで、
でも、そうやってまだ続いていく地球、世界があるのならば、
「うーわ、分かるわぁ。。自分だけじゃないんだな。。」って思ってもらえる何かを残せたら、
それで一日でも長くこの世界で息をしてくれる人が増えたなら、いいなぁって。
なんかそんな壮大なことを考えてしまってた(笑)。
自分の言葉や行動で、誰かがふいに笑顔になってしまったら、かち。
そういうゲーム。
少なくとも、現時点での私のゲームはこんなところかもしれない。
こんな考えだから、生きづらいのかもしれないけどネ(苦笑)。
この絵本発刊にあたってのヨシタケシンスケさんの言葉がとても印象的だったので、ここに載せておきます。
なにごともつい大ごとにとらえて考えすぎてしまう自分に対して、
「日々はミニゲームの連続」くらいの気持ちでいた方がよいのでは?と思い、この本をつくってみました。
こんなふうに考える日があってもいいかもネ、くらいの気持ちでパラパラめくっていただけると、うれしいです。
「自分にとってのベンリな考え方」を一冊の本にして、
関わった人々が大きなソンをしなければ、かち。
そういうゲームです。
くぅ。。先生さすがっすね。。
この一冊は自分の本棚に置いておいて、疲弊しきった時にパラパラめくろうと思う。
あなたのゲームは、どういうゲーム?
(おしまい)
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