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【人材育成】新入社員がじっくり力をつける!JMACアカデミー!

人材育成に力を入れているJMACでは、1年目社員に向けた独自の研修プログラムを毎年実施しています。その名も「JMACアカデミー」📖
JMACの現役コンサルタントが講師を務め、実際の実務経験から得た知識や手法をとことん教え込みます。

今回は、2023年度からアカデミー長を務める、コンサルタント丹羽哲夫さんにお話を伺いました。

JMACアカデミーは何のためにあるのでしょうか?

丹羽さん:まず、一番の目的は新人を「クライアントに胸を張って向き合えるプロのコンサルタントにする」ということです。JMACの1年目社員は新卒、中途関係なく、全員JMACアカデミーの生徒となります。

もともと、ずっと昔からJMACには「研修部」というカタチで新人を育てる機関がありました。それが今では「JMACアカデミー」として名を変え、時代とともに進化した経緯があります。私自身も入社時は当時の「研修部」に所属し、教育を受けました。

どのくらいの期間、アカデミーを実施するのですか?

丹羽さん:アカデミーの期間は1年間です。一年のうち、最初の三か月である4月から6月上旬までは毎日プログラムが設定されています。それ以降は月3回の頻度で実施しています。

そのほかに、XコースやPコース※といった特徴的な集合研修も行っています。

※Pコースとは・・・

Productionの頭文字「P」を冠に付けた2週間の泊まり込み研修。
実際の製造現場での問題解決を行う。現場の実態をとらえ、問題をみつけるところからスタートし、協力会社の方と協力しながら問題に対して改善策を考える実践型研修。

毎月必ず実施しているのは、アカデミー生1人ひとりによるプレゼンテーションです。これはただ月次でやったことを説明する場ではありません。研修で得た自己成長につながる気づきについて振り返り、それを相手の知的好奇心を刺激するように伝え、発表者と聞き手が切磋琢磨する場です。これはコンサルタントに必須な伝える力を鍛え、資料を作る練習にもなります。

質問者にとっても質問力を高めるトレーニングとなるので、聞く側も気は抜けません。

中途メンバーがアカデミーに入っているのも大きな刺激になっていると思います。新卒メンバーはコンサルタントとしての腕を磨きながら、1年後の本配属に向けて自身の興味のある領域を探します。ですが中途メンバーはアカデミーで研修を受けつつ、他社での実務経験を生かしながら、すでに一人前のコンサルタントとしてプロジェクトに入っています。2歩3歩先に進んでる中途メンバーと一緒にやるのは、新卒メンバーにとってのインパクトになりますよね。

JMACアカデミーにはどのようなプログラムがありますか?

丹羽さん:特徴的なプログラムとして「IPPONグランプリ」があります。コンサルティングの場ではゆっくり考えられない場面もあり、実際にお客様と話す際に、筋のよい、確かなことをすぐに回答しなければならない状況があります。「IPPONグランプリ」は必要な投げかけについて即座に答えられるよう、即興力を身に着ける研修です。

プログラムは時代の流れに合わせて変えています。たとえば、いまでは当たり前になっているIoT、CO2、カーボンニュートラルは昔はありませんでした。逆に過去にあったが、今は消えてしまったプログラムを復活させることもあります。プログラムはアカデミー長が中心となり設定するので、毎年柔軟に見直しています。

JMACならではのプログラムはありますか?

丹羽さん:「ロジカルシンキング」はかなり工夫していて、JMACらしいプログラムだと思っています。

当日はお題が提示され、その会社に対して問題点を提示し、提案書をつくるようにという指示がポッと出されます。でも当然、1年目社員にはこれまでそんな経験があったわけでもないので、作れないんです。問題点も見つけられないし、提案書の構成から迷います。

この「出来ない、分からない」に対して、先輩コンサルタントが相談に乗ってくれる場も用意しています。でもそれには、何が分からなくて、なにを知りたいか、どう考えたか、整理しないと答えてもらえません。このプログラム「ロジカルシンキング」はチームで議論しながら、時間をかけてじっくり行います。

その他、「ディベート」も学びが深いですね。
相手チームに勝てるよう、各々が準備をしディベートで戦います。情報収集をしても、考えを明確にしなければ負けてしまいます。

座学や演習だけではなく、JMACの研修はとにかく本人たちに考えさせ、答えを見つけることを大切にしています。答えがある演習ではなく、答えのないものについて考えて、論理矛盾などを講師が指摘し、また考えてあらたな発見を促します。

アカデミー開始前後の1年間の成長と変化はどう感じますか?

丹羽さん:ストーリーをきちんと立て、何を伝えたいのか分かるようになります。最初は問題設定どころか、現状の見方もわからない。そもそもあるべき姿も分からない。

それが、1年たつと自ら問題設定ができるようになります。何が悪いのか、どう改善をするか、というのを自分の言葉で説明できるようになります。

アカデミー長としての想い

丹羽さん:自分で考えられる人材を育てたいと思っています。

効率を重視して、考え方、進め方のフレームワークに沿って、アシスタントが手を動かすという方法を取っている企業もありますが、JMACは全員が独立してもやっていけるくらい、1人ひとりの個を強くすることを重視しています。先輩から言われたからではなく、自分自身で設計できる人材を育ていきたいです。

アカデミーはその時の講師によって雰囲気も変わりますし、明るい代も、クールな代もあります。ただ共通してどの世代にも言えるのは、「自分の意見がないひとはいない」ということです。こうしたい、こう思うという意見を全員持っています。


一人前の強いコンサルタントを育てるJMACの人材育成、お分かりいただけたでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!


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