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ジャポニカヒップヒップ練習帳 (著)サイプレス上野

読みにくくて、マンガにした方が良かったのでは?、と思う箇所があったり、とっちらかっているようにも思えたり、ただそれも含めてサイプレス上野そのままの本。

ヘッズの時に見ていたHIPHOPシーンへの思い、中に入って見たHIPHOPシーンへの思いなど、シーンの様子や本人の熱い本音が伝わる部分は本ならではなので読み応えがある。

住所は都会だけど日々の生活は決して大都会ではないドリーム団地の事や、昭和的なプロレス愛、サブカル愛、応援団に属していた事、そして何よりHIPHOPが好きなんだなあ、という事が良く分かる。

他のラッパーの自叙伝と比較すると、とにかく幅広い世界を持っていることが良く分かるし、サイプレス上野にとってはそれが普通なんだと思う。ラップをやっているとき、少しおちゃらけにも見えてしまうキャラクター、謎に思えてしまうファッションセンス、良い意味でとっちらかっている!

この人の変わりはいない。



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