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『ポッキー&プリッツの日』ポッキー誕生の歴史について調べてみました

本日は11月11日、1が4つ並ぶ形から『ポッキー&プリッツの日』と聞いた事がある方もいらっしゃると思います。

そこで、本日はポッキー誕生の歴史について調べてみましたので、解説させていただきたいと思います!

ちなみにYouTubeで、糖質制限中でも食べれる、ポッキーの食べ方の動画をアップしましたので、こちらも合わせて、よろしくお願いいたします。
https://youtu.be/BxY3oABe7Ck

それでは、解説させていただきます。

先ず、ポッキーを発売した江崎グリコの創業が1922年となります。
そこから、40年後の1966年に、ポッキーが発売されました。

今では想像出来ないですが、1950年代末~60年代まではグリコの業績はとても悪く、新商品の不発と赤字が続き、ポッキーが誕生するまでに何と、
100種類以上の商品が開発されました。

誕生のきっかけは、江崎社長の言葉がきっかけです。
「ライバル会社とまともに勝負するのでは無く、自分達らしさを武器にしよう」
「グリコにしかない特徴を売り出し、差別化を図った商品を開発するべきだ」

この言葉をきっかけに開発部は、違った切り口の商品開発を目指す事になりました。

ちなみにグリコには、他社と違った変わった特徴があり、
それは、
今ある機械や人材で商品を開発するのでは無く、開発する商品に合わせて工場の機械を設計・開発する』という、当時としてはかなり珍しいスタイルでした。

さらにこの時の商品開発コンセプトは、今までの機械では作ることの出来ない商品を考える所からスタートする、という製造部泣かせのスタートです。

この時立てられた計画は、10年以上販売し、年間売上10億円にする事。

この計画に則って、1963年に『今までに無いスティック状のスナック菓子』として先ずは、プリッツが発売されます。
棒状で食べやすいプリッツは大ヒットしどんどん売れておりました。

そんな中、大ヒット中のプリッツにチョコレートをかけたら面白いのでは無いか?といった企画が立ち上がります。

初めは、チョコで全てコーティングし、1本1本銀紙で包む方法が考案されましたが、それではコストと食べやすさが犠牲になってしまう。

数々の試行錯誤を重ねて、持ち手を残す、今のポッキーのデザインが誕生しました。

当時、チョコといえば板チョコしか無かった時代のお菓子業界でコレは大革命となりました。

いざ、テスト販売を目前にして社内での評判がストップを掛けます。

曰く、
「今は手作業で行っている、チョコのコーティングは本当に機械化出来るのか?大ヒットしているプリッツにあやかろうとしているだけじゃ無いのか?」と、言った反対の声が多数あがりましたが、
当時の開発部は、
「せめてテスト販売だけはさせて欲しい」と、粘り強く説得を続け、関西でのテスト販売に漕ぎ着ける事が出来ました。

それから、手で持てるチョコレート菓子として初めは『チョコテック』の名前で大阪の寝屋川を中心にテスト販売されました。

ちなみに、この名前はテクテク歩きながら食べられるチョコスナックから命名されました。

結果、テスト販売の手応えはバッチリでいざ、商品化へと言う段階で、新たな問題が起こります。

実は、『チョコテック』と言う名前は既に他社によって商標登録がされておりました

そこで、グリコは棒が折れるポキン、と言う擬音を文字って『ポッキー』と言う名前で販売する事にしました。

1966年から関西を中心に販売を開始し、1968年からはついに全国販売が開始されました。

その後、順調に売り上げを伸ばし当初の目的の3倍以上を売り上げ、世界30ヶ国の国と地域で販売される様になりました。

ところが、1990年代後半にポッキーの売り上げが横ばいになる現象が起こります。

アンケートを取ると、実は消費者のほとんどが子供である事が判明、大人になるとポッキーを食べなくなる事が分かりました。

この事から、グリコ開発部はターゲットを大人にも向ける様になります。

2012年に『バトンドール』という新しいポッキーが展開されるのですが、こちらの商品は従来のポッキーが子供のお菓子、という固定観念を取り払うために、スナック部分を太くして、フレーバーに拘るといった、
高級なブランディングを行い百貨店を中心に1箱20本入り500円で販売されました。

ちなみにバトンドールとはフランス語で『黄金のスティック』という意味だそうです。

その他にも、パッケージを季節限定にしたり、他企業とのコラボを積極的に行い、今では
発売50周年を越えて100億の売り上げを誇るロングセラー商品となりました。


以上が、ポッキーについての歴史の解説となります。

商品がヒットしても、止まらずに走り続け、常に改善を続ける姿勢が、きっとこれだけ長い間愛されるロングセラー商品に繋がったのだと感じます。

ここまで、お読み下さりありがとうございました!
久しぶりに食べたポッキーは本当に美味しかったです!!

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