あの頃、勇者だった僕らは。どうやって人生を生きていくんだろう?
普段は自分の日常的な思考や出来事から、気づいたこと・感じたことを記事にしているのだけれど、たまには違う試みを、と思い。
Noteのお題からテーマをもらうことにした。
Noteにはコンテスト・コラボ企画だったり、募集中のお題が定期的に入れ替わっている。「公開設定」のページを見るか、下記のリンクから確認することができる。
「なに書いていいかわからない!!」とか
「ちょっと気分転換したい!」とか。
そんな気分の時にはこちらを参考にしてみるのいいかもしれない。
今日はそんなお題の中から、「#ゲームで学んだこと」に注目してみた。
ゲームスタイルは人によって全然違う。
僕は子供の頃からゲームが好きで、小学3~4年生くらいは友達の家に遊びに行って、よく協力プレイをやっていた。
当時ハマっていたジャンルはもっぱらRPG。
ドラゴンクエストのナンバリングシリーズやモンスターズ、ファイナルファンタジー、あとはテイルズオブシリーズなんかもやったっけか。
ゲームに夢中になっていつの間にか日が暮れていることなんてたくさんあったし、友達とゲームを貸し借りすることもあった。
そういえば、友達に貸したドラクエ5は結局帰ってこなかった。
そのことは今でも許していない。
我がビアンカとの旅を奪った罪はとても重いのだ。
そんなこんなでRPGを中心にアクション・シミュレーションと、成長につれて触れるジャンルも増えていった。
最近は実家に帰ったら「桃鉄」の最新バージョンがあったので、「どうせなら家族みんなでやろう!」と3年決戦(一番短いver)で対戦して遊んだ。
改めて観察してみると、人それぞれゲームのプレイスタイルは違う。
目的は同じはずなのに、それを達成しようとする方法も違うし、なんならゲームの趣旨とは違う目的が、それぞれにあるようにも思われた。
そうか。ゲームのプレイ方法でもその人の価値観が現れるのか。
最初に選ぶ職業や攻略法に、「個性」が現れる
思えば、RPGでも同じかもしれない。
以前、徳島旅行の際に出会った大学生の男の子と、こんな話をした。
きっかけはなんだったか忘れたけれど、お互いRPGが好きで、ドラクエ5の花嫁論争で意気投合してからだったかな。
それぞれに持っているイメージと、実際の選択にどれくらい乖離があるのか、ということを実験してみようということで、先ほどの質問が出てきた。
ちなみに、僕はたいてい自分の職業は「魔法使い」を選ぶことにしている。
なぜかというと、魔法を使えること自体がかっこいいし、上級職の賢者になれば、味方のサポートまでこなすことができるから。
けど、彼がいうには「戦士を選びそうな顔ですよね」とのことらしい。
う〜ん、戦士を選びそうな顔ってなんだ?
どこか顔に傷でもあっただろうか??
そんなこんなで、当時は結論が出なかったのだけど、
きっと「大切にしている価値観」によって、選択傾向があるのだろう。
RPGの主人公なんかには一番自分を投影しがちだし。
さらにいうなら、主人公だけでなく、さまざまなパーティ論や育成論がそれぞれにあった。
もちろん小さい頃は、攻略本片手にゲームを進めることもあったけれど。
と、自分なりの戦略を練り始めるようになった。
僕の周りの友達も同じで、それぞれの意見をもとに、ああだこうだと言い合うのがとても楽しかったのを覚えている。
正解がないからこそ、面白かったのだと思うし、所々に見える「その人らしさ」とか「こだわり」が話し合う意味を産んでいたんじゃないかな。
僕たちの人生もゲームなのだとしたら。
「人生ゲーム」なんてボードゲームにある通り、
人の人生はよくゲームに例えられることが多い。
もし、そうだとしたら。
だとしたら、僕たちはどう自分の人生をプレイしていけばいいのだろう?
ここでいう攻略本とは、いわゆる「定番ルート」だ。
いわゆる「高校や大学を卒業して、大企業に入って、結婚して・・・」
という「こうしておけば、ほぼ間違いはない!!」というルート。
よくいえば、目にみえるリスクが少ない道だし、
悪くいえば世間に「用意されたルート」だ。
一方で、攻略本を使わずに自分の人生を開拓していくコースもある。
例えばそれは「学生起業」だったり、「新卒フリーランス」だったり。
「大学院への進学」「アーティストとしての活動」などをしている人が歩むコース。
一つ一つを挙げたらキリがないけれど、共通しているのは「自分で選択して決めていかない限り、容易には生きていけない」ということ。
攻略本を見ている暇なんてない。自分で目的を設定して、自分でパーティや戦略を練っていく暗中模索の世界だ。
または、学生時代の僕が途中から攻略本に頼るのをやめたように、人生でも「定番ルート」を途中でやめて未知の世界に入ってくる人もいるだろう。
途中で「脱サラ」したり、「Iターン・Uターン」をするような人たちの多くがこのコースを歩んでいる。
途中まで攻略本に頼っていた分、少し難易度は高くなるかもしれない。いずれにせよ、「自分のプレイスタイル」を見出し、ゲームクリアを目指すルートだ。
ざっくりこの3コースに分かれるんじゃないか。と僕は思う。
それぞれのコースで枝分かれの道が幾つもあるから、人によって微妙に違うだろうけど。
どのコースを選ぶのか。そして、どうやって攻略していくのか。
それは個人の目的や価値観によって違う。違わざるを得ない。
だからこそ、思わぬところで人生が交わったり、それぞれの戦略を話し合って切磋琢磨したりする瞬間が生まれて面白い。
もしかしたら、こうやって人生を「自分なり」を突き詰めていく先に、幸せがあるのかもしれない。
であれば、今は思い切り楽しんでゲームをプレイしてやろう。
ゲームクリアのその時まで。
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