エシカル講座
エシカルという言葉を初めて知ったのが数か月前。
日本エシカル協会の末吉さんの出版記念イベントでした。
ちなみに韓国語で検索してみると、ほぼエシカルフードとしてビーガンの話がほとんどです。
エいきょうを(影響を) シっかり カんがえル(考える)
私たちの衣食住がどこからきてどこへいくのか。
下手をすると途方もなく大きな話のようにも聞こえるかもしれません。
あるいは、大きな話のように見せかけて隠しているのかもしれません。
もう少し詳しく学びたいと思った私は出版されたエシカル白書を購入。
そこでまた、新たな学びや気づきを得ることができました。
特に印象深く残った点は、まず冒頭で末吉さんとジャーナリストの国谷裕子さんが対談している内容です。
国谷さんが指摘しておられたのは、「確証バイアス」というものでした。
「確証バイアス」という言葉がありますが、自分が信じていることが正しいということを補強してくれる情報だけを選択し、受け入れる。―中略ー いかに自分の視野をホリスティックに、統合的に、そしていつも自分がつきあっていない情報にも積極的にアクセスする必要がある。ー中略ー 今はスマホで関心のあるものだけをクリックして、そうでないものはやり過ごしてしまうことが多い。
アルゴリズムのおかげで自分自身が関心のあるものを自動的に認識選別し、それに何の疑問も持たず、得られる情報で満足しがちです。
耳の痛いことは誰しも聞きたいものではないし、心理的ダメージとなるなら肯定的なものだけを受け入れるというのも一理あるでしょう。
しかし、遠いものを見るならば遠い声も聞くべきだし、見えないものを見るならば見えない声も聞くべきなのではないでしょうか。
生態環境学から始まった私の奮闘も、ジャンルを問わずまずはたくさんの声を聞くことから出発しました。
全く知識のないの一般人としては知らないことだらけですが、専門的なことを全て理解できるわけではないことは重要ではありません。
NO PROBLEM!!
できることを探すのです。
私にはこれからの未来を生きていく子供を育てている親として、子供たちと一緒にできることがあります。
教えることもあれば、教わることもあるでしょう。
何事も「しっかり」考えようとするとエネルギーを使うこともありますが、心身ともにエネルギー補充することもまた、「しっかり」するうえで大切なことだとも聞きます。
私たち人間が健康的な心身を持つことは、地球にとっても健康であるために重要なポイントであることを日々学ぶ毎日です。
街歩きを楽しむのは、目をきれいにし、耳をきれいにし、心をきれいにしなければ、何にもならない。