ダイレクト トレード
東京都にあるママノチョコレート。
何でも南米でも希少なカカオから作られたものだとか。
南米と何かしら縁のあった私は「気候変動×南米×チョコレート」というテーマに惹かれ、最初のイベントに参加しました。
今回は第2回目のイベントをご紹介します。
さて、私が初めてフェアトレードというものに触れたのが大学生の頃。
海外ボランティア活動に熱心な知り合いからでした。
あまり覚えていることは多くありませんが、分厚いチョコレートという印象が残っています。
正直なところ公平な貿易とはいうものの、普段の生活をしながら貿易について考えたことがその当時ほとんどありませんでした。
何か、遠く離れた、大きな流れのような気がして、気軽に踏み入れることのできない領域…その程度だったと思います。
その当時の印象と小さな知識ゆえに、とりあえずフェアトレードは良いことだ!というだけだった私。
今回のイベントでは、フェアトレードとママノチョコレートで行っているダイレクトトレードについて勉強をしました。
初めて知ったことのまず一つは、ダイレクトトレードにも認証マークがあること。
詳しくはダイレクトトレードとは・意味 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD 参照。
上記サイトでも説明しているように、
フェアトレードは公平な取引や対価の保証制度と認証だが、ダイレクトトレードは生産者と販売業者が直接取引を行う行為そのものを指す そうです。
そして、もう一つはフェアトレードにおける重要なポイントにおいて環境は最優先ではないこと。
児童労働などの社会的基準そして公平な取引のため、環境基準については推奨程度であり、厳しい条件はないとのことでした。
その点ママノチョコレートのダイレクトトレードにおいては、化学肥料を一切使用しない自然農法です。
アメリカ、EUのオーガニック認証も取得しています。
この自然農法がまた素敵です。
私たちが通常農業をイメージするときに、広がった田んぼや畑を思い浮かべる方が大多数でしょう。
しかし、ママノチョコレートの原料となるカカオは、エクアドルのアマゾンにてチャクラと呼ばれる「アグロフォレストリーシステム」で栽培します。
このシステムについては詳しい説明がありませんでしたが、森と共生共存しながら農業を行う自然農法。
調べてみると日本でも実践していらっしゃる方がいるようです。
また一つ、関心ごとが増えました☆彡
そうしてママノチョコレートがダイレクトトレードを通して、いかに現地の組合と直接信頼関係を築きながら、美味しいチョコレートを作っているかを学びました。
後半最後は質疑応答の時間がありましたが、ここで一つ気付かされたこと。
それは、私自身のマインドが無意識にまだ「ビジネス=お金」で直結されていたということ。
質問をしておきながら、我に返らされた気分でした。
グローバル企業があたかも成功した企業の形だと信じて疑わなかった大学生のころからのマインドが、まだ根底に残っていたのだと。
当然ビジネスをする上でお金は切り離せないものですが、もしそれこそが絶対的条件ではなかったら?…
結論として、私は思ったのです。
ママノチョコレートのファンを作ることが最大のビジネス目標ではないかと。
日本に帰国した際にはぜひ!ママノチョコレートを食べてみたいものです( *´艸`)