ホテルサービス その174 - 肉脂の融点 -
どうも最近は飲食の話が増えているのだがホテルと言わず飲食は人様が生きる上において三代欲求のひとつだから避けて通れない話し。
半ばこじつけ理由を元に進めます。
今日は固体が液体になり始める融点について。
ホテルレストランにて勉強した知識です📚
動物性脂肪の融点(溶け出す温度)
良質で高級な肉ほど低い温度で解けます。
し・か・も・飲めるレベル!
人間の体温は平均36℃。
これ以上の融点だと消化に悪いものです。
《融点の参考資料》
鶏脂 28度~32度
豚脂 25度~40度
馬脂 30度~43度
牛脂 32度~50度
羊脂 42度~45度
バター28度~35度
鶏脂と豚脂は体温で溶けるラインで消化良いのですが牛脂は溶け難く胃にもたれる方も。
ところが!
国産黒毛和牛脂の融点は25℃と圧倒的な低さを誇る。
指で触っただけでトロリ。
舌の上に乗せサーッと溶けますね〜。
これが松坂牛だと13℃~17℃で溶けます❗️
焼く前に冷蔵庫より出しただけで溶ける訳。
松阪牛ほどでは無いにしても。
黒毛和牛脂25℃の融点は胃袋の中でも脂が固まらずあっさり分解消化されて行くのです。
さらにサラサラ不飽和脂肪酸を取り入れ身体を守るには必要なんですね〜。
今回の熊本牛はフライパンに残った脂を洗う時に水をかけても固まらなかったから融点15℃くらいではと思いました。
いい品はやはり身体にも良いもの。
少し高いけど病院要らずは結果安くなる(^^)
良い肉は脂多いから少量で満足致します。
過去サービス時に30〜70gの提供でも顧客満足はかなり高かった事を思い出しました。
明日はマディラ酒とカキ氷について…
書いて参ります✍️
HOTEL DIRECTOR
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