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ホテルサービス その189 - 電話ひとつで -

私の職業的に観光業界の方と接点が多くホテル業界以外の電話に応答する事もあります。

相手が見えない電話☎️
昭和の頃から感じていたこと。

たかが電話の応対ひとつでも各社の質と云うのが判ると言っても過言ではありません。

例えば!
業種問わず有名企業さんはブランドを意識された口調柔らかく丁寧で相手の事を思いやる通話をしてくださり陰ながら低頭する。

ところが大半の企業の方はその正反対の受け応えに電話を切りたくなる事も度々ある。

比較的ホテル業界の電話応対は一部を除いて完璧な受け応えが常であるのに対し!

ぞんざいな
ぶっきら棒な
上からもの言い…
と感じる企業は少なくありません。

理由として考えられることは?
ゲストでは無いから見下しているところ感。

ホテルは装置産業とも言われハードとソフトを簡単に動かすことができません。

それ故に常に冷静な応対をしなければその後の営業が難しくなる。

いわゆる逃げ場がない職種であります。

それ以外の観光産業の業種はどうなのか?

いつ何時でも責任回避は出来るため何か事が起きれば自社以外に責任転換すれば良いと云う風潮が蔓延しています。

我々は手配しただけだからと言う理由を持ち。
これが俗に云う丸投げでございます。

職種を選ぶのも本人次第。
働きながら業界に染まるのは自然の流れ。

もしそうであれば心優しく温かくより良い人間に精進するホテルマンは人としてお勧め。

茶の湯の精神もてなしの心を兼ね備えている職業として私もホテル業界を選び今も携われて本当に幸せ者だと心底思っています。

サービス業の頂点は『ホテル』とはよく例え話しで語られますしその真髄はと言うと!

『完璧なくらい相手の事を優先に考えもてなし表現できる人としての集合体』なにです。

電話ひとつで分かる業界柄=人柄。

他人の判断はこの様な事例に基づき見えない所に仕掛けがあるのです。

明日はBGMについて…
書いて参ります✍️

HOTEL DIRECTOR

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