見出し画像

「母の老い」が止まらない!


午前中なら少しは、動けると思い、用事を済ませ、午後1時ぐらいに帰宅した。

お昼を過ぎてしまうと、すっかり気温は、上がる。

暑い中、自宅に戻った私は、すっかり暑さにやられ、床の上で横になって「昼寝」をしていた。

すると、向こうで母の呼ぶ声が聞こえる。

その前に、ド~ンと音がして、目が覚めた。

行ってみると、母が、横向きでひっくり返っていた。

どうやったら起こせるんだ~??

いろいろやって、「ダイニングの椅子」を母の傍に引き寄せて、母につかまらせ、どうにかいつも座っている「籐の椅子」に座らせた。

本人曰く「なんだか、頭がフラフラした~」らしい。

その日は、「お風呂」はやめて、お尻が痛いというので、モーラステープを貼った。

次の日、湯船には入らず、私が介助をして、体を洗った。


母の体を見たら、かなりの「青たん(青あざ)」が、所々にあった。

かなり広範囲にあって、私が軽く指で押して「ここ、痛くない?」と尋ねると、凄く痛がることはなかった。

それでも、その症状から、かなりの勢いで床に体をぶつけたことが分かった。

見るからに痛々しい~

母の「老い」は、近頃、一機に進んでいる。

少しは元に戻るかな~と期待していても、
全く戻らない。

「三寒四温」のリズムじゃない!

確実に、「老いている」のだ。

「母の老い」は、次のフェーズに、進んだ。


その1・「三点杖



最近、介護レンタルで、「杖」を利用するようになった。

ずいぶん前から、「My杖」を持っていたけれど、よく置き忘れてくるので、使わなくなっていた。
「杖」を忘れてくるという事は、「杖」が無くても大丈夫ということなのだ。

しかし、このところ、ヨタヨタと歩く姿が、見ているだけで危なっかしい。

最初「歩行器」と思ったけれど、そこまで、歩行困難では無い。

母の「My杖」は、かなりボロで、少し曲がっている。
なので、しっかりした新しい「杖」を、借りることにした。

レンタルした「杖」は、三つ又の足になっていて、安定感も良く、花柄で母は大変、気に入ったようだった。

それからは、家の中でも「杖」を使って、歩くようになった。


その2・「訪問診療」


来月から「訪問診療」に切り替えることにした。

以前に比べ、外出が減った母は、「薬を処方」してもらうため、近所のクリニックに行く事は、唯一の外出で、全く外に出ないよりは、イイかな~と思っていた。

タクシーで一人で、どうにか行っていた。

しかし、最近、私が、同行することが増えた。

たとえ、体調が優れなくても、「処方箋」を出してもらう為には、どうしても本人が、行くしかない。

「車椅子」に母を乗せ、タクシーで、私が連れていくしかない。

昨年から、月に「ショートスティ」を10日ぐらい利用するようになった。

最近では、「ショートスティ」の方が、居心地がよくなってきたようだ。

母は、「いい子ちゃん」をするタイプだ。
だから、「ショートスティ」の1日のスケジュールを、しっかり、真面目にこなしてくる。

家だと、早くても8時半ぐらいに起きるのに、「ショートスティ」だと、6時起床だ。楽しみながらも、家とは違うタイムスケジュールで、10日間、生活をし、自宅に戻ると、途端に、その疲れが出る。

家に戻った母は、ひたすら爆睡している。

1週間ぐらいは、そんな感じだ。
イヤ!
1週間ではない、ず~っとそんな感じだ。

さらに、「デーサービス」もあり、次の「ショートスティ」までに、「お薬」を貰うには、どんなことがあっても、「この日に、クリニックに行かなくては~」となる。

実際、「デーサービス」も、お休みしがちになった。

ケアマネさんとも相談し、今まで週3回だった「デーサービス」は、週1回に変更することにした。

そんな状況なので、お医者さんに自宅まで来てもらえれば、本人が寝ていても、診察はしてもらえる。

「内科」だけでなく、「眼科」や「皮膚科」もある「訪問診療」専門のクリニックを選んだ。


その3・「椅子」検討中


この頃の母の「老い現象」の一つに、椅子からの「立ち上がりが、大変になってきた」という事がある。母が立ち上がろうとする度に、私はその様子を見守っている。

確かに、人の手を借りなくても、自分で、「立ち上がる」ことは、出来る。

しかし、本人が、支えとして「摑まれる物」がないと、「立ち上がる」ことは出来ない。

今、使用している「ダイニング用の椅子」の「ひじ掛けの位置」が、母にとって、低すぎて、立ち上がる時の「支え」にはならない。

「介護施設」に置いてあるような「椅子」に変えたら、「立ち上がりが、しやすいのでは」と私は考えた。

「椅子」は、「介護レンタル品」に含まれていないので、購入することになる。


先日、自宅で使用している「ダイニングテーブルの高さ」や、ちょうどいい「椅子の高さ」など、業者の人に計測してもらった。

すると、「介護用椅子」の「ひじ掛けの高さ」が、ウチの「ダイニングテーブル」の下に、入らないことが分かった。

「介護施設」に置いてある「テーブル」は、「化粧板」無く、裏側がフラッとになっている。「車椅子」でも、すっとテーブルに着けるように、出来ている。

私は、安易に「立ち上がりやすい椅子」と思って、考えていたけれど、実際は、なかなか難しい~

じゃあ、「テーブル」をどうするって話になって、

「椅子」に合った、母用に「ひとりテーブル」をレンタルしたらどうか~と話の方向が向いた。

母が日中、座っている「籐の椅子」を退けて、「介護用椅子」にして、そこに「ひとりテーブル」を置く・・・・う~ん。


母は、「籐の椅子」と一緒に、高さの合う「机」と一緒に使っている。

そうなると、それも、退けなければならない。

ところが、その「机」は、父が結婚前から使用していた年代物の「座卓机」なのだ。

実家を片づけた時、捨てられず、今の場所に持ってきたものだ。
「父の遺品」と言っても過言ではない。

⇑⇑⇑⇑
母が使っている「父の机」です

ますます、どうしたらイイのか・・・

もう、我が家に、余分なスペースは無い!

考えるのが、
メンドクサイ・・・(-"-)


「介護」は「お金」


いよいよ、これからが、「介護本番」なのだろうか~

とにかく「介護」は、少しずつ動いていく。


数年前と現在で、確実に「母の状況」は違う。

現状で考えた事が、来年には、当てはまらない事もあると思う。

だからと言って、何を、どう想定したらイイのかも、分からない。

子どもが生まれて、「育児」が始まり、赤ちゃんの「月齢」と共に、必要なものが変わっていく。その時、「絶対的に必要」なものが、数か月後には必要なくなる。それと似ている・・・

確実に違うのは「老いの変化」は、「赤ちゃんの成長」よりも、あきらかに「ゆっくり」で、「未知」だ。


でも、「介護」は突然やってるって聞くし・・・

「介護保険」で、使えるサービスは、出来る限り使って、乗り切るしかない!

そもそも「民間」の「介護施設」は、とにかく「お金」が掛かる・・・

いろいろ調べて、考えて、「ショートスティ」を利用するという結論に、私は至ったのだ。

以前の記事でも、確か書いたぞ~

「ショートスティ」だって、お金は掛かる!

いつか本当に「施設入所」が必要になるのかもしれないけれど、その時、「お金」は無いぞ~~

大丈夫かな~

考えると恐ろしくなるので、「どうにかなる!」と、心に念じて、日々を送っている!

※母の「老いの記録」と「愚痴」を書かせて頂きました。
猛暑が続いております。
皆さま、どうぞご自愛くださいませ~♡

この記事を書いている間も、母は、ベットで、ず~っと寝ています・・・


よろしければサポートお願いします! 頂いたサポートは、「刺繍図書館」と「浪江・子どもプロジェクト」の運営に使わせて頂きます! サポート頂けたら、大変助かります。