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週末旅をお勧め(27回目):一泊二日で鳴門のうず潮と淡路島周遊
淡路島は日本で11番目に大きな島であり日本神話の『国生みの島』としても知られていて、いつかは旅したい場所でした。淡路島へは神戸空港・伊丹空港・新幹線・徳島空港利用の4通り考えられますが、JAL便があり近いという事で徳島空港経由としました。徳島空港を利用する場合、鳴門海峡大橋を渡っていきますが、鳴門海峡はうず潮でも有名でそれも見る計画を立てました。
【1】今回の旅の目的
鳴門のうず潮を見る事と淡路島の全体を観光する事である。鳴門のうず潮は太陽と月の位置により決まり特に春と秋の大潮の時期が最大になり、その時期に近い週末に旅行日程を決めた
【2】淡路島への旅の計画(移動・宿)
今回の旅では往復の飛行機と一泊の宿泊はダイナミックパッケージで予約しました。
移動:羽田⇔徳島の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:レンタカーをダイナミックパッケージで予約
宿泊:洲本のホテルをダイナミックパッケージで予約
【3】おおよそのルート
1日目:羽田空港(07:00)→JAL453→(08:10)徳島空港→うず潮観光→淡路島観光→洲本(泊)
2日目:洲本→淡路島観光→徳島空港(20:30)→JAL464→(21:45)羽田空港
【4】淡路島旅行の写真レポート
(1)1日目の行程
徳島空港へは朝一番の7時の便を予約したのでいつものようにJALラウンジで富士山の様子などを確認しつつ朝食。富士山はちゃんと見えないけど機内から見えるかな?
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食事を終えて搭乗時間が近づいたので搭乗口へ。出発の15分前から搭乗のようです
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定刻に機内に入りプッシュバックが終り誘導路でラグビーワールドカップの特別塗装機が通過して行ったので撮影
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天気は良く離陸してからの京浜工業地帯も良く見えそうなのでいつものように離陸の動画を撮影してみた☆
少し飛行すると八景島シーパラダイスと日産自動車のグランドドライブなどが見えてきた
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そして期待していた富士山は頂上に雪が残っている状態で宝永火口から下は雪が無いタイミングでの撮影。登山道がギザギザの模様のようになっている
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徳島までは時刻表でも1時間10分でドリンクサービスの後は機内Wi-Fiに接続しFlightRador24などを見ながら過ごし紀伊半島の上空を通り過ぎ半分海上にある徳島空港へのアプローチはストレートなのかと思っていたが、風向きの関係でぐるっと回っての着陸で、動画撮影の時間が長くなり四国に入ったところからスポットインまでを切り出してみた
スポットインの時に空港の名前がターミナルビルに確認できたので一枚撮影
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徳島空港でレンタカーを借りて大鳴門橋を渡って淡路島に入ります。しかし徳島空港のレンタカー会社は送迎はなく歩いて行くことになりますが、空港の敷地の中にあるとは言え相当に歩く必要があり、荷物を持っていくには不適です
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「うずしおドームなないろ館」に到着しました。うず潮は潮の満ち引きで発生するので1日に2回起こります。今回の旅行は大潮の時期に近く大うず潮のタイミングで午前中と夕方がその時間になっていて、午前中の観光船に間に合うか心配されたが飛行機の遅れもなく間に合った。観光船は道の駅にもなっているここから出航します
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うず潮観光船は小型のものから大きな船まで色々とあります。小型船は高さが低くうず潮を見るには俯瞰して見るのが良いと思い、これに載ることにしました
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福良港を出航してすぐ右側の岬を回るとすぐに鳴門海峡になります
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うず潮が一番見られるのは大鳴門橋の所です。ここは海峡が狭くなっている部分で海の水の流れが早くなるからです。橋を架けるにしても幅が狭い方が架けやすいので場所が一致しています
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さらに観光船は進み橋が真正面に見えてきました
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正確にはうずを巻いていないのでうず潮ではないですが、奥が水面が高く手前が低くなっているので海水がこちらに移動していてちょっとした滝になっています
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橋の真下のうず潮です。左から右に海水が移動し渦を巻いているのがしっかり見えました
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こちらの写真は次に来たうずで、こちらの方がしっかりと巻いている様子がわかりました
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いくつかの「うず」が競うように左から右に移動して行きます。小さな船は少し遠くからの観察で、船の上には出られないようです。やはりこっちの方にして良かったです
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渦潮は静止画でも撮影しましたが動画も撮影していますので紹介します☆
もう一本撮影したのを紹介します☆
ひと通り「うず潮」を見て港に戻りなないろ館の屋上から港と観光船を撮影してみました
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うずの丘は福良を見下ろす丘の上にある道の駅的な存在で、ここには有名なオブジェがあります。この写真のバス停の待合ベンチもその一つで、淡路島の名産のタマネギがモチーフです
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一番有名なのがこの「おっ玉葱」です。天気が悪くていまいちの風景ですが、後ろには大鳴門橋が見えるはずです
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「おっ玉葱」と一緒に写真に収められなかったので、後ろから大鳴門橋を撮影しました
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お昼には少し早いですが淡路島の名産の玉葱を使ったハンバーガーが全国ご当地バーガーの一位というのであれば食べないわけにはいきません
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注文して食べたのは一位の「あわじ島オニオンビーフバーガー」です
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栄福寺は「おのころ島神社」に行く時にちょっと間違えて来た近くにあったお寺です。お寺なのに鳥居があって少し珍しかったのでお参りして写真を撮影しました。二礼二拍手一礼で良いのか単純なお参りで良いのか困りますね
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おのころ島神社には日本三大鳥居の一つである赤い大鳥居があり、駐車場から神社に行く時に見えます。しかしこの大鳥居を目指してくればすぐに来られたのですが。三大鳥居って?と思いますが、正式に決まっているわけではなく大きさでいう場合や石でできているものだけを指したりなど様々で、この神社では三大鳥居の一つと説明がされています
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鳥居をくぐった先のこの石段を登った小高い丘が「おのころ島」と言われています。「おのころ島」とは古事記・日本書紀で天地創造の神様の伊弉諾(イザナギ)と伊弉冉(イザナミ)が何もなかった大海原をかき回して矛を持ち上げた時に滴り落ちた潮が積もって島になったのが日本の始まりという伝説の島が「おのころ島」です。淡路島全体という説もあるし他の場所にもあります。地形的にはこの丘の周りは入江で海だったそうです
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丘をあがると正殿があります。この一角が高くなっている「おのころ島」ですね。日本最初の地に立ったという感じでしょうか
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正殿の周りを歩けるような道があり、おのころ島を一周できるようになっていて、昔の日本一周ですね
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正殿の後ろには本殿があるようで、千木が張り出している屋根が見えます。千木の上が水平に削られた「内削ぎ」は数少ない造りです
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次は伊弉諾神社です。天地創造の神様の伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)を祀った神社で淡路の国の一宮で神社本庁の別表神社になっています
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石灯篭が並ぶ参道は玉砂利も綺麗でとても荘厳な雰囲気です
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正門を撮影した写真で明治時代に再建されました。再建される前は左右に隋神が安置された大きな隋神門だったそうです
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入母屋造りの拝殿は明治時代に再建された建物です
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本殿は拝殿の奥にあり、横からなら見る事が出来ます
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拝殿の全体を撮影したものです。左右に阿吽の狛犬があります
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次は阪神淡路大地震の時の断層を見に行きます。その途中に国造りモニュメントがありました。モニュメントが設置してある広場は淡路島の西海岸にあり夕陽を見るには良さそうです
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淡路島から日本が造られたという伝説を表したモニュメントがあります。かき混ぜたという事で正面に見える渦があり、まん中の平らな白い石が「おのころ島」ですね
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1995年に発生した阪神淡路大震災は断層のずれによるもので、その断層のずれが明瞭に残っているのがこの野島断層で、それを後世に伝えるために断層部分を保存したものです
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の写真は横ずれしたのが明瞭に残っている部分です
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これは縦ずれしている断層の断面をカットした状態でわかるようにした部分です
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江崎灯台は淡路島の北の方にある灯台ですが、実際の灯台は左手の上の方にあります。雨上がりで除草されてないので歩くとびしょびしょになるので諦めました。駐車場にミニチュアがあります
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本州と四国をつなぐルートはいくつかあり淡路島を経由してつながる橋の一つがこの明石海峡大橋です。大きなつり橋で陸地にある基底部はかなりの重量を持ったものである必要があるので、このように大きなコンクリートです
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遠くには神戸の陸地が見えますし、この写真で見える塔はそんなに凄く見えませんが、海底にしっかりと固定されているので作るのが大変だったと思います
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3時のおやつの時間だったので小腹がすいていたので明石焼きを食べました。タコ焼きに似ていますが玉子焼きを出汁に浸して食べるもので、熱々で口の中がやけどしそうでした
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2021年に話題となった世界平和大観音です。所有者がなく国の所有になった観音像ですが、老朽化のため解体されていまはありません
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八浄寺は朱色の舎利塔が目立つお寺です。この宝塔は迫力がありますね
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淡路島七福神巡りの総本山のお寺で、ここには「大黒天」が祀られています
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宿泊する所は洲本温泉の中のホテルで、温泉街の入り口に看板がありました
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宿泊ホテルの「島花」はハーバーを囲む様に建っていて、大きなお風呂などは本館と別館で相互に利用できるようになっています。面白いのは行き来で、ハーバーを回ってかなり行く必要がありますが、この写真に写っている船で送迎をしてくれ船だとストレートにすぐに到着します
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(2)2日目の行程
2日目も淡路島の観光です。今日は予報の通り天気はあまり良くないようです。最初は宿泊した所にある洲本城址からスタートです。洲本市の裏山という感じの三熊山にある城跡で石垣などは苔むしていて雰囲気があります
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戦国時代から江戸時代に淡路の國を統治した場所です。この石垣など当時の石垣が多数残されています
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石段や石垣などはそのまま綺麗に残っていて、当時の雰囲気を感じられます
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天守閣は昭和の初期に再建された展望台ですが、この様に観光目的で再建された天守閣としては日本でいちばん古いものだそうですが、老朽化のためか中には入れませんでした
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洲本城跡の見晴らしの良い場所から洲本の町並みを撮影した写真で、城郭からは紀伊半島との間の狭い海峡がしっかり見え、船などの監視も出来たようです
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猪鼻ダムは「あわじ花山水」に行く時に道を間違えて入って来た所にあったダムです
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ダムの水が溜まっている側の写真です。この場所まで来て違うダム(湖)というのに気が付きました
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淡路島の名産は玉葱で島のあちこちで畑は見かけますし、収穫した玉葱を干しているのも沢山見かけます。ここのは棚のような形で干してありました
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「あわじ花山水」は予定に入っていなかったのですが前日の夜ホテルでテレビを見ていたらNHKの地方レポで放送していてアジサイが満開で凄いというので来てみましたが、来るまでの道が狭くて遠くアジサイもほどほどでした
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ここの玉葱の保存は畑の中の小さな小屋に沢山の玉葱を乾すようになっていました
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鮎屋の滝は淡路島の中でも大きな滝で落差は14.5mとの事です。駐車場は広くそこから山の方にしばらくあるいて行くと見られます
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ここも小屋のような造りですがいちばん外には乾してなく内側だけですが、雨が降りそうなときなどは外にブルーシートでも掛ければ保護できそうです
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千光寺は淡路島のほぼ中央の山の上の方にある神社で駐車場が無く山道の広くなっているところに縦列駐車してからこの階段を登っていきました
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階段を登ったらすぐ境内かと思っていたらさらに長い階段がありました。先ほどの階段を登ったら左に90度曲がるようにありました
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雨が降り出してあまり条件が良くなかったのですが、どうしても来たいお寺だったので傘を差してお参りします
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千光寺でいちばん珍しいのはこの狛犬でイノシシです。神社では「猪の目」というのがありイノシシとは関係が深いですが、狛犬がイノシシの形をしている狛猪は初めてみました
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本堂の扉は木製でかなり手の込んだ造りになっています
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2日目の昼食は「たっぷり地だこ丼」です。前日に来た時には営業時間が終っていたので翌日の昼食に来ました。1300円と高かったのですがお店の前にあった写真が物凄く美味しそう(大きいタコが沢山入っていて)でしたが、実際のものは小さくて量も少なくがっかりで、1300円は凄く高く感じました
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生石公園は紀淡海峡防衛のための由良要塞のある公園で砲身(レプリカ?)が置いてありました
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紀淡海峡が良く見えるこのロケーションが台場を作るのに良かったのでしょう。この日は天気がイマイチで遠くまでは見えませんでした
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当時も見通しが良かったので今は灯台が設けられています
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公園内の散策路で、横のコンクリート打ちの仕切りが古そうです
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軍の指令所の跡も残されていました。煉瓦造りで海峡側からは見えないような感じで作られていました
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夕方になって来たので淡路島の観光を終えて大鳴門橋を渡って徳島県に戻ります。その大鳴門橋には「うずの道」と呼ばれる鳴門の渦潮を上から見るための遊歩道で、大鳴門峡の車道の下に設けられています(有料です)
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渦の道の一番先が鳴門の渦潮の真上になり、時間を見計らっていったので渦潮が上から見られました
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渦潮は潮の満ち引きによって瀬戸内海と太平洋の海水の流れによってできるのでその流れが川のようになっているのがわかります
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途中は通路になっていますが、渦潮を見る場所は道路幅全体になっています。この空間は本来は新幹線を通すためのものとして設計されていました
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駐車場から「渦の道」の入り口に行くには大鳴門橋の上を走る自動車専用道の上を歩道橋で渡る必要があります。そこから大鳴門橋を撮影するのも面白かったので撮影してみました。片側2車線の合計4車線の道路ですが、設計は片側3車線の6車線道路として設計されています
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徳島空港は愛称として「阿波おどり空港」もついていて空港ターミナルには阿波踊りをモチーフにしたオブジェがありました
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到着便の数を見るとかなり便数が多いようです。一部は共同運航便で2列になっていますが
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階段にイラストが描かれていましたが阿波踊り以外は良くわかりません
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空港で夕食にしようと計画していたのですが、いまいちのお店が多かったので簡単に食べられる徳島ラーメンにしました
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夕食を空港で食べた後は展望エリアからエプロンを撮影。ガラスの内側からでしっかりと撮影できなかったのですが、JALの帰りの便が到着してくるところを撮影できました
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旅の終わりは徳島空港からJAL464便に乗って羽田空港に帰ります
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搭乗してからは雨で外の景色は期待できないと思いましたが一枚撮影
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そしてプッシュバックから離陸するときの動画は撮影しました
ジェット気流の関係で帰りは比較的早く羽田に到着です。夜間着陸の様子の動画を撮影しました
この旅で回った時にGPSログを地図に落としたのはこれです
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【5】まとめ
・初日の飛行機の便が遅れもなく到着し、午前中の大潮のタイミングの
うず潮観光船に間に合い良かった。
・淡路島観光するには様々なルートがあるが徳島空港からレンタカーで回る
と意外と便利で一泊二日でほとんどの場所を観光できる
・天気はあまりよくなく曇りの空で写真の発色がいまいちだった。
・天気予報で初日に鳴門のうず潮を船に乗って見て正解だった
・この旅で掛かった費用はこのお通りです
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