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原付が爆走する竹の塚にはめちゃ美味い団子屋がある┃ヤスデ丸の1万逃歩日記 #17

なかなか運動する機会もないため、毎日1万歩は歩くように心がけている編集部員ヤスデ丸(27歳)。健康増進というだけでなく、散歩は日々の現実逃避にうってつけ。その道中で見たもの聞いたものは、こんなもの──

今回はラノベみたいなタイトルにしてみました😙

先日、Xに竹の塚に行ったときの写真を投稿しました。

昔から、団子は10本くらいまとめて買って、すぐ食べる用に1本手渡ししてもらうのが好き🍡

今回の日記は、この和菓子屋さんのある「竹の塚」について。

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最近ややYouTube離れしてきたのもあって、ちょっとだけテレビ番組を見るようになった。そのうちの一つが「アド街」。そういえば、子供の頃の習い事の終了時間が21時から20時半に前倒しになった理由は、「センセイがアド街を見たいから」って理由だった。

確かに息抜き番組にちょうどいい。ランキング上位に店とか場所じゃなくて「第3位、和気あいあいとした商店街の人」とか入ってきて、なんでもOKな雰囲気も超好き。

撮りためたアド街を見ながら、せっかくなら降り立ったことのない街へ……と思い決めたのは竹の塚!

地元だったら帰りたくなる街

竹の塚といえば、ウワサになっていた駅前の再開発。それがコチラ!

駅のガワはスケルトン仕様で、いまっぽいデザイン。新しくなった原宿駅みたいな感じ。東急伊勢崎線の原宿!

「竹ノ塚」は駅名、「竹の塚」は町名らしくて、正しい発音は「たけの"つ”か」。茨城県民みたいに、「たけの"づ”か」って言ったら真顔でどつかれちゃうのかな。

この駅前団地の雰囲気がまたいい。URと名前を変えたことで近年また人気になりつつある団地。裏側にまわると人通りの多い場所ながら、構わず洗濯物がベランダに干されているのが、懐かしい感じがする。

駅前のビルの一角。再開発の手はここまでは及んでいないようで何より
そのほぼ隣りにあるパチ屋。テレ東のオリキャラ「ナナナ」らしきキャラが入口を指さしてる。これ、OKなんだ……(多分ダメ)
さらに高級焼肉チェーン「ToRaJi」らしき焼肉屋の看板がこんなにデカデカと……。こういうところに思ってた通りの竹の塚感があって嬉しい。食べログを確認したところ、レビュー数は少ないけどいずれも高評価。「値段の割に美味しい」「竹の塚として考えたら美味しい」とのこと
誇大広告に抵触しない&一体何をされるかわからないエステの施術。10分1500円とはかなり高級
「ヤングサロン レモンティー」と「シティサロン ラブラブ」。渋い
「健康CLUP」という謎の店も

駅からほど近く、信号の先に「ニコニコ通り商店街(竹の塚東口商店街)」のアーチが見える。人通りも少なく、シャッターが下ろされた店も多いため、正直ニコニコ感はあまりない。

「ブワワワァァァン」
「ブワワァァァーーーン」

信号待ちをしていると、旭日旗のペイントを施したコルク半を後頭部にひっかけた10代らしい男の子の原付き2台が走り抜ける。

なんて私の思い描いた通りの竹の塚なんだ……。てかなんか懐かしい。

20年前。私の地元・埼玉県川越も、「クレアモール」と商店街を暴走族や原チャリヤンキーが颯爽と走り抜けていった。こちらはとっくに眠りについるから定かじゃけど、午前0時くらいのことだったと思う。おかげでどんな爆音も気にならないどころか、静かなところで眠るのは未だに苦手なくらい。

……とかいろいろと回想しながら、横断歩道をわたり進むと、一軒の和菓子屋を発見。「伊勢屋」さんだ。和菓子屋には「伊勢屋」という屋号が多い。

なぜかと思って昔調べてみたけど諸説あるようで、伊勢から来た商人が江戸で商いをするときに「伊勢屋」とつけた店が多く、その名残で残った店がなんちゃらかんちゃら……ということらしい。なんで和菓子屋なんだろうね。

それこそ川越にも「いせや」があった(もう一店、漢字の「伊勢屋」さんがあるが、そこはいまも営業中)。その店のことはここに書いてある。

竹の塚の伊勢屋さん、めちゃくちゃ立派!!

立派な店構え

買ったのはコチラ。

みたらしだんご
おにぎり(昆布、鮭)
柏餅。しかも味噌餡! 東京で美味しい味噌餡の柏餅に出会ったのはこの日が初めて

そして私の団子史を塗り替えた一品がこちらの磯辺団子。おやつの醤油団子らしさを保ちつつも、風味豊かなたっぷりとついた醤油の風味がたまらない……これ立派な惣菜でもある。ちょっとマジで今までで一番美味い磯辺団子だった。

ヤバイ磯辺。食べやすいよう海苔をカットしてくれてるところも高得点

大好きな団子屋が閉店して早1年。それをも超えるすごい団子に出会ってしまった。この団子を食べるために全然竹の塚に行ける。

なんかいろいろ地元と重なる部分があるな~。街を歩いてると、駅周りには学生や主婦、お年寄りも多い。街を出て働いて、家族を持って永住の地を決めるとき、ここに戻ってくる人は少なくないんじゃないかな。帰りたいって思わせる雰囲気がここにはある。なによりヤバイ団子があるしね。

<著者プロフィール> ヤスデ丸(やすでまる)
「実話ナックルズ」の女編集部員。埼玉生まれ中東ハーフ。いよいよアラサー。YZF-R3を手放して、車検のないニーハンに乗り換えたい今日このごろ。好きなプロテインは「ウマテイン」ミルクティー味。最近は篠笛に演奏に再燃中。「1万逃歩日記」「裁判傍聴ファイル」など不定期で掲載中

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