【動画】山根明会長を偲ぶ会開催　高橋知哉が"追悼試合”でシバキ合いを見せる！

今年1月、84歳で亡くなった山根明さんを偲ぶ会が京都で行われた。

“追悼試合”として高橋知哉選手とフランシス・メシア選手が戦い、高橋選手が雪辱を果たす──！　

「天国で見てくれてると思います」

　4月に行われた、山根明さん（WYBC前会長、日本ボクシング連盟元会長）を偲ぶ会が開催された。当日は、会場にあるボクシングリングを囲うように、多くの来賓・来場者が訪れた。

　2021年開催の東京オリンピック・テコンドー日本代表の、江畑秀範選手は、山根さんとの思い出を語る。

「テコンドー教会側と揉めたことがあり、うつ病を患ったこともあり選手活動をやめようかと悩んでいた時期がありました。そのとき慰めてくれたのが山根さんです」

　山根さんと同じ在日韓国人二世だという江畑選手は、競技こそ違えど、自分のために親身になってくれた山根さんに恩義を感じているという。

「山根さんからいただいた言葉は貧乏アスリートだった自分にすごく響きました。そのおかげで東京オリンピックまで行けたと思っています。山根さんのように次世代をフォローしていける人になりたいです」

テコンドーの江畑秀範選手。2020年にはRIZINデビューも果たしている

　偲ぶ会の目玉となったのが、山根さんが生前に創設した団体「WYBC（ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ）」の二代目会長に就任した高橋知哉選手（WBF世界ヘビー級チャンピオン）による「追悼試合」。

　対戦相手は、かつての試合で敗北したフランシス・メシア選手（ペルー）。因縁の相手を前に高橋選手は鋭い眼光を放つ。戦いの様子はYouTubeでご覧いただきたい。

高橋知哉選手（WBF世界ヘビー級チャンピオン）

　試合後、高橋選手インタビューでこう語る。

「山根会長は天国で見てくれてると思います。みなさん、これからもこの団体をよろしくお願いします」

　天国の山根さんは、この日の高橋選手の試合だけでなく、これからの活躍や団体の行く末をきっと見守ってくれる──。山根さんの意志を継ぎ、高橋選手はさらなる戦いに挑む。

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