【写真家・近未来探険家 酒井透のニッポン秘境探訪】京都市下京区の西本願寺の『親鸞聖人の〝骨仏〟』
毎年、正月やお盆になると数多くの参詣者を集めている京都市下京区の西本願寺に『骨仏』が奉安されている。
この『骨仏』は、親鸞聖人の木像で、国の重要文化財となっている御影堂(重要文化財指定名称は「大師堂」)の中にある。親鸞聖人の往生後(1262年没)に荼毘に付された聖人の灰を漆に混ぜて木像に塗り込めたとされていることから、「骨肉の御影」という名がつけられている。
朝早くから参詣をする人たちで賑わっている御影堂。しかし、親鸞聖人の木像が『骨仏』であることはあまり知られてい