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ヤスデ丸

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(やすでまる) 「実話ナックルズ」の女編集部員。埼玉生まれ中東ハーフ。いよいよアラサー。念願の初バイクだったYZF-R3を手放して、浮いた車庫代でフラメンコを習いに行くか検討中。…
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2024年1月の記事一覧

はじめての競艇場と飯、飯、飯(福井旅行 最終編)┃ヤスデ丸の1万逃歩日記 #14

なかなか運動する機会もないため、毎日1万歩は歩くように心がけている編集部員ヤスデ丸(27歳・独身女性)。健康増進というだけでなく、散歩は日々の現実逃避にうってつけ。その道中で見たもの聞いたものは、こんなもの── 旅行2日目の朝。宿を出て向かったのは初日にも行った東尋坊。実は有名な蟹だか海鮮丼だかの店に行こうと思ったものの、ちらっと覗いたら長蛇の列……。 私は世の中に何十分も並んでまでして食べる甲斐のある食べ物は世の中に存在しない! と思っているので(ありがたいことに同行者

都内最恐スポット「小峰トンネル」は今もまだ──女の唸り声、引っ張られる足元

 怪談師、怪談本、怪談イベント──。  怪談を筆頭に心霊ブームがにわかに到来しはじめ早数年。これまで年々減少傾向にあったテレビの心霊番組は昨年の夏から少しずつ放送が増え始め、その界隈では有名な者が登壇する呪物や心霊に関するイベントは季節関係なく多々行われている。  そんなオカルト界で長きにわたり活躍する、超常現象研究家の住倉カオスさんをお招きし、我々が訪れたのは"都内最恐”と呼び声高い「旧小峰トンネル」。正式には「小峰隧道(ずいどう)」と言い、八王子市とあきる野市を繋ぐため

競艇選手いきつけの隠れ居酒屋でまさかの…(福井旅行 後編)┃ヤスデ丸の1万逃歩日記 #13

なかなか運動する機会もないため、毎日1万歩は歩くように心がけている編集部員ヤスデ丸(27歳・独身女性)。健康増進というだけでなく、散歩は日々の現実逃避にうってつけ。その道中で見たもの聞いたものは、こんなもの── 北陸地方唯一のストリップ「あらわミュージック館」で3人の踊り子たちと鼻の下を伸ばし脇を締めてチェキ撮影。空腹の腹を満たしに懐かしの花園をあとにする。駅前の観光エリアの店舗はどこも満席。まーハナからそんなとこ行く気もないけどね! と人気の少ない道を歩いていると「すみれ

相場半額の民宿、北陸唯一のストリップ劇場(福井旅行 中編)┃ヤスデ丸の1万逃歩日記 #13

なかなか運動する機会もないため、毎日1万歩は歩くように心がけている編集部員ヤスデ丸(27歳・独身女性)。健康増進というだけでなく、散歩は日々の現実逃避にうってつけ。その道中で見たもの聞いたものは、こんなもの── 世界的にも珍しい成り立ちの景勝地にも関わらず、世間からの「身投げスポット」の印象からなかなか逃れられない東尋坊。そりゃ「悪い坊さんが酔っ払った隙に突き落として殺した場所」なんだから仕方ない気もする。 寒空がより一層寒く感じる日本海の潮風を後にし、この日予約した民泊