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東大准教授が警告 新NISAをやってはいけないこれだけの理由……岸田さん、ホントに儲かる?(ライター・根本直樹)
「やらない奴には大バカ者の烙印を押してもいい。せっかく国が用意してくれた99%勝てるチャンスを逃しているわけだから」 “金融指南役”として一部裏社会では名の知れた、ファイナンシャルプランナーのY氏は呆れ顔でこう言った。 これまでの旧NISA(少額投資非課税制度)の拡充版とも言える新NISAが鳴り物入りで今年1月にスタートすると、Y氏ばかりでなく、巷では官民挙げての“新NISA推し”だ。この制度に批判的な経済学者もほとんど見当たらない。だが、そもそも新NISAとはどんな制度
【ザ・未解決事件】「疑惑の男はマッチと同じ地元の不良少年だった」……近藤真彦「母親遺骨盗難事件」(ライター・根本直樹)
母の死、父の事故 「マッチの半生は〝呪われている〟といいたくなるほど、不幸の連続でした」 近藤真彦をよく知る芸能事務所関係者は、80年代当時を振り返ってこう語る。芸能界で独自の大物感を漂わす近藤は、眩いばかりに輝く真のスターだった。だがその光の裏で、闇もまた深まっていた。 「不幸の連鎖」は、バブルの幕開けとともにはじまった。 86年11月、最愛の母・美恵子が交通事故で急死。42歳という若さだった。この件を取材した元週刊誌記者は、当時の近藤の憔悴ぶりが印象的だったという
飛び散った指が、床でじゅうじゅうと音を立てたーー安達祐実「封筒爆弾テロ事件」 消えた“コミケの爆弾魔”(ライター根本直樹)
年収1億円の中学生 「パンッ」 クラッカーを破裂させたような爆発音とともに男が床に倒れ込むと、オフィス内には煙が充満し、火薬の匂いが立ち込めた。倒れ込んだ男の手のあたりからは鮮血が流れる。よく見ると、左手の親指の先端がなく、中指と薬指は肉が削がれて骨が剥き出しになっていた。吹き飛び、熱で溶けた皮膚と指の断片が床に貼りつき、じゅうじゅうと音をたてている。それはまさに悪夢のような光景だったーー。 1994年12月20日午後5時45分過ぎ、当時、千代田区二番町にあった日本テレ
「整ったー」なんてほざくな 元来日本のサウナとは“汚”にまみれた逃げ場のない大人だけが入場を許される闇の場だった【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その6】
これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。今回のテーマは「サウナ」だ。 前回の記事はこちら↓ サウナブームが犯した“大罪” 近年のサウナブームを苦々しい思いで見てきた。 「整う」などという気持ちの悪い言葉が流布し、「サウナ帽」を被ったトーシロたちがアホ面並べて「ロウリュウ」の順番待ちだ。メディアも趣味としての“温活”を盛んに煽る。自称“サウナー”連中のなかには、全国各地
「ヤクザも一目置いていた」 歌舞伎町で成り上がった伝説のチャイニーズ 前編【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その4】
これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。今回のテーマは「ボス」だ。 前回の記事はこちら↓ 新宿で6店舗、100席以上の大型居酒屋をチェーン展開していたやり手社長の段さんは、当時、歌舞伎町界隈でもっとも有名な中国人の1人だった。 ヤクザや不良外国人が闊歩する夜の歌舞伎町のど真ん中をフェラーリのオープンカーで走り回るのが日課で、段さんを見かけると、街のキャッチや風俗嬢ばか