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#根本直樹

【真相ルポ】買い占め事件の裏を関係者に直撃……アイフォン巨大利権とチャイニーズドラゴン

取材・文=根本直樹行列を監視する “現役メンバー” 2024年9月17日、“チャイニーズドラゴン(警察用語。複数ある在日中国系反社グループの総称)”の幹部ら男女7名が威力業務妨害の疑いで逮捕されたと報じられると、裏社会に緊張が走った。中国人グループの関係者は言う。 「1年前の些細な事件を今頃だ。暴力団の次は、お前ら中国系も徹底的に的にかけてやるぞという警察の強い意志を感じ、みんな警戒している」 事件は23年9月、東京原宿のアップルストア前で起きた。前出の関係者は言う。

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東大准教授が警告 新NISAをやってはいけないこれだけの理由……岸田さん、ホントに儲かる?(ライター・根本直樹)

「やらない奴には大バカ者の烙印を押してもいい。せっかく国が用意してくれた99%勝てるチャンスを逃しているわけだから」 “金融指南役”として一部裏社会では名の知れた、ファイナンシャルプランナーのY氏は呆れ顔でこう言った。 これまでの旧NISA(少額投資非課税制度)の拡充版とも言える新NISAが鳴り物入りで今年1月にスタートすると、Y氏ばかりでなく、巷では官民挙げての“新NISA推し”だ。この制度に批判的な経済学者もほとんど見当たらない。だが、そもそも新NISAとはどんな制度

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“父親”独占告白「デマをマスコミが垂れ流した」ーー安室奈美恵母親殺害事件(ライター・根本直樹)

静かな集落に 響いた殺意 12月半ばのある日の昼下がり。辺りはしんと静まり返り、陰々とした空気が立ち込めていた。空を見上げると鈍色の雲から小雨が落ちてきて、強風が唸りをあげはじめる。人のいない、走る車もまばらな旧国道沿いをうろうろしていると、朽ちかけた琉球家屋の窓から、生気のない、皺くちゃの顔をした老人がこちらをじっと凝視しているのに気づき、ぎょっとした。 那覇から北へ90キロ。名護市を抜けて、車で30分ほどさらに北上すると、日本一の“長寿の里”として知られる国頭郡大宜味

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【ザ・未解決事件】「疑惑の男はマッチと同じ地元の不良少年だった」……近藤真彦「母親遺骨盗難事件」(ライター・根本直樹)

母の死、父の事故 「マッチの半生は〝呪われている〟といいたくなるほど、不幸の連続でした」 近藤真彦をよく知る芸能事務所関係者は、80年代当時を振り返ってこう語る。芸能界で独自の大物感を漂わす近藤は、眩いばかりに輝く真のスターだった。だがその光の裏で、闇もまた深まっていた。 「不幸の連鎖」は、バブルの幕開けとともにはじまった。 86年11月、最愛の母・美恵子が交通事故で急死。42歳という若さだった。この件を取材した元週刊誌記者は、当時の近藤の憔悴ぶりが印象的だったという

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飛び散った指が、床でじゅうじゅうと音を立てたーー安達祐実「封筒爆弾テロ事件」 消えた“コミケの爆弾魔”(ライター根本直樹)

年収1億円の中学生 「パンッ」 クラッカーを破裂させたような爆発音とともに男が床に倒れ込むと、オフィス内には煙が充満し、火薬の匂いが立ち込めた。倒れ込んだ男の手のあたりからは鮮血が流れる。よく見ると、左手の親指の先端がなく、中指と薬指は肉が削がれて骨が剥き出しになっていた。吹き飛び、熱で溶けた皮膚と指の断片が床に貼りつき、じゅうじゅうと音をたてている。それはまさに悪夢のような光景だったーー。 1994年12月20日午後5時45分過ぎ、当時、千代田区二番町にあった日本テレ

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「そこは死と隣り合わせの世界」……本当は怖い日本のサウナ【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その8】

これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。今回は「サウナ」シリーズ最終話。前回の記事はこちら↓ サウナとは悪所である  サウナブームと言われて久しい。 「整う」などという恥ずかしいワードが流行語になり、サウナがテーマのテレビドラマまで作られる始末。こんなメディア挙げての「令和のサウナブーム」が演出されてきたここ数年の愚を顧みるたびに、私は苦虫を噛み潰したような心持ちになる

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ブームに喝! 定宿のサウナにおっさんの死体があった【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その7】

これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。前回に引き続き、テーマは「サウナ」だ。前回の記事はこちら↓ 安らかな顔で眠る男 東京の城南エリアにある大箱のサウナ&カプセルホテルが今回の舞台だ。 コロナ禍真っ盛りの3年前の冬、私はいかがわしい空気が今も残る歓楽街で一杯やった後、寝床を求めてこの店に入った。サウナは二の次、あくまでヤサ目当てだ。昔から3000円程度で宿泊できるサウ

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「整ったー」なんてほざくな 元来日本のサウナとは“汚”にまみれた逃げ場のない大人だけが入場を許される闇の場だった【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その6】

これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。今回のテーマは「サウナ」だ。 前回の記事はこちら↓ サウナブームが犯した“大罪”  近年のサウナブームを苦々しい思いで見てきた。 「整う」などという気持ちの悪い言葉が流布し、「サウナ帽」を被ったトーシロたちがアホ面並べて「ロウリュウ」の順番待ちだ。メディアも趣味としての“温活”を盛んに煽る。自称“サウナー”連中のなかには、全国各地

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実は一般人より健康マニア……ヤクザの健康術がすごい!(ライター根本直樹)

何ごとにつけ過剰で極端なのがヤクザだ。その傾向は世代が上になるほど顕著に見られる。  かつて、ある抗争事件で対立組織の幹部を殺め、長い服役経験もある元組長(70代)に話を聞いたとき、ヤクザの日常についてこんなことを言っていた。 「ヤクザってのは本来、究極の遊び人なんだよ。会社員はあくまで仕事が主で、仕事後の息抜きで飲んだり、女とやったりするわけだろ。俺たちは違う。〝飲む、打つ、買う〟が日常で、その合間にシノギをし、いざというときは組織のために体を張る。明日はない命だと思う

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「ヤクザも一目置いていた」 歌舞伎町で成り上がった伝説のチャイニーズ 後編【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その5】

これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。今回のテーマは「ボス」だ。 前回の記事はこちら↓ 金属バットで半グレの鍋をたたき割る  新宿で6店舗、100席以上の大型居酒屋をチェーン展開していたやり手社長の段さんは、当時、歌舞伎町界隈でもっとも有名な中国人の1人だった。    2009年、真冬の土曜日。段さんの密着取材中、彼の携帯が鳴った。客席数200を超える新南口店の店長、李

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「ヤクザも一目置いていた」 歌舞伎町で成り上がった伝説のチャイニーズ 前編【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その4】

これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。今回のテーマは「ボス」だ。 前回の記事はこちら↓  新宿で6店舗、100席以上の大型居酒屋をチェーン展開していたやり手社長の段さんは、当時、歌舞伎町界隈でもっとも有名な中国人の1人だった。  ヤクザや不良外国人が闊歩する夜の歌舞伎町のど真ん中をフェラーリのオープンカーで走り回るのが日課で、段さんを見かけると、街のキャッチや風俗嬢ばか

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今なら大炎上……美人中国人デートクラブ嬢の「ペット密輸現場」【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その3】

これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。今回のテーマは「犬」だ。 前回の記事はこちら↓ ポケットのなかの「眠った犬」  春節の帰省を終え、上海から戻ってきたルル。歌舞伎町区役所通りにかつてあった大箱のデートクラブ『夢恋』で働く30代半ばの女だった。  成田空港へ迎えに行くと、到着ロビーに満面の笑みのルルが現れた。透き通るような白い肌、むっちりとした体は相変わらずだ。早速

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「使ったことあるんですね?」……ヤクザの武器庫で本物の拳銃“スミス&ウェッソン”を見た!【ライター根本直樹の裏社会漂流記 その2】

これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。今回のテーマは「拳銃」だ。 前回の記事はこちら  あの日、私とカメラマンのH君は、広域組織の二次団体に所属するU君(当時20代前半)と、ある場所に向かっていた。車を運転しながらU君が珍しく真顔でこう言ってきた。 「絶対にバレないようにお願いします。こればかりはほんとに頼みます」

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歌舞伎町で20人の"マフィア"に囲まれ……中国人シャブパーティーに招かれた夜【ライター根本直樹の裏社会漂流記】

これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。 目が血走り、胸元を広げた女  15年ほど前の真夏の夜。新宿歌舞伎町、区役所通り沿いに今もあるカラオケボックスの一室が舞台だ。  個室内には煙が充満し、20人近い男女がひしめき合っていた。私が入室すると、みな一斉に鋭い目を向けてきて、嘲るように笑う者、怒ったように中国語で喚く者、私のことなどお構いなしにストローの刺さったペットボト

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