マガジンのカバー画像

定期購読《アーカイブ》

「実話ナックルズ」本誌と同じ価格の月額690円で、noteの限定有料記事、過去20年分の雑誌アーカイブの中から評価の高い記事など、オトクにお楽しみいただけます。
出血大サービスのオススメプラン!毎月10本近く更新される有料記事がこの値段で読めちゃいます。めちゃ…
¥690 / 月
運営しているクリエイター

#熟女

「池袋。ここは、ひどすぎる。悪霊だらけ。生き地獄です」地獄の釜・池袋で出会った人妻風俗嬢(後編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

離婚した元夫に金を持ち逃げされて、「地獄の釜が開いた」という34歳の人妻デリヘル嬢。「おそろしい街」池袋で社会復帰の道を模索するがーー。(前編はこちら) 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 蛇みたいな顔をした女  育った家庭は円満、小学校時代からずっと真面目だった。  福祉系短大に推薦で進学、福祉系の専門学校にも通って2つの国家資格を取得している。社会福祉法人に就職して結婚して、すべてがうまくいっているはずだった。旦那の裏切りと

「精神病を抱えていると風俗でしか働けない。借金を返さなければならないし…」地獄の釜・池袋で出会った人妻風俗嬢(前編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

「24歳で突然頭がおかしくなった」。そう語るのは、34歳の人妻デリヘル嬢。離婚した元夫に金を持ち逃げされて、「地獄の釜が開いた」というがーー。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 旦那に裏切られて頭がおかしくなった  喫茶店で待っていたのは、堀之内綾乃さん(仮名・34)。池袋西口の人妻デリヘルで働いているという。自宅は東上線沿いの埼玉県の住宅街、旦那と二人暮らし。消防点検の作業員をする旦那公認で、池袋の人妻デリヘルに勤めている。

「ほとんどの女性は3万円程度を稼ぐためにAV出演している」格差広がる熟女AV女優のギャラ事情【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

AVが高収入の代名詞といわれたのも今は昔ーー。テレビに出るような超人気女優を除けば、1回数万円という出演料も珍しくない。生活に困った熟年女性が意を決しても、すぐに人生を変えるほどの収入は見込めない。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 人妻ジャンルの低年齢化  熟女専門のAVモデルプロダクション経営者・増田氏(仮名)に取材を申し込むと、「匿名ならば、いつでもいい」とのことだった。最近の熟女AV女優の事情を聞きに事務所へ行った。渋

「今の生活は交際クラブと、あとはキャバクラ、それと定期的に会う愛人。月収は60万円くらいかな」キラキラした世界で生きていくために水商売を選んだ46歳美熟女の素顔(後編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

昼間は交際クラブで売春、夜は銀座のスナックでホステス。アラフィフとは思えぬ美貌で華やかな生活を送るセレブ熟女の素顔とはーー。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 (前編)はこちら。 社長愛人になって、タワーマンション最上階で生活  春野さんは高級系の交際クラブの入会面接にすぐ通り、写真を撮影して登録した。1度のセックス込みのデートで5万円以上になる。男性客は一流企業のサラリーマンや、中小企業の経営者が多いという。  風俗店は高

「ブスだと思っていじけていたら、もっとブスになる。男性にモテる自分を作らないと損ばかりです」キラキラした世界で生きていくために水商売を選んだ46歳美熟女の素顔(前編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

「ずっと水商売。お金を貰わないでセックスすることはもうないですね」と語るのは、交際クラブで働く46歳女性。アラフィフとは思えぬ美貌で華やかな生活を送るセレブ熟女の素顔とはーー。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 46歳バツなし未婚の美人売春婦  少子化による人口動態の急変や、若者たちの非消費傾向や草食化によって、売春系の仕事は実質年齢の上限がなくなった。健康でカラダを売ろうと思えば、女性はいつまでもカラダを売れる時代だ。しかし

熟女風俗店にいるのは「普通の女性」ばかり…「男性にサービスすることは、全然苦痛じゃないです。楽しい。世の中こんないい仕事があるんだって知りました」【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

子育てを終えようやく手に入れた自由と、直面した経済的な問題。真面目に生きてきた40代女性が裸の世界に飛び込むのに、障壁も躊躇もなかったーー。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 娘が成人したから好きなことをする  佐藤恵子さん(仮名)は、47歳。現在は飛田新地のちょんの間で働いている。  ちょんの間は江戸時代の全国各地にあった「岡場所」と呼ばれる幕府非公認の私娼街が発祥で、戦後は赤線、青線となり、現在は「ちょんの間」という形で

セックスレス、夫の浮気疑惑、抑うつ状態に陥り子供を残して家出…「これから自分はどうなるの。40歳未経験でもOKの仕事は、AVや風俗しかなかった」【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

安定した収入を得る夫と、愛する子供たち。何不自由ない「幸せな家庭」の裏では、夫婦関係のすれ違いからくる精神的な歪みが生じていた。衝動的に家をでた彼女に待ち受けていたのはーー。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 ヒステリーを起こして家を飛びだした  多村敦子さん(仮名)は、43歳。中央線沿線の家賃6万円のアパートに独り暮らしをしている。  職業は温泉コンパニオン。温泉コンパニオンは女性を抱える東京の業者が、群馬県や静岡県、福島県

「男の人を探してラブホテルに泊まったり。声をかけてくれた男の人の家に泊まったり、そんな感じ」…異常性欲と貧困の果てに(後編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

性の魔窟・池袋。繁華街の片隅に、「エッチがたくさんできる部屋」があるという。特殊なマニアだけが集う秘密サークル、そこで見たものは……。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。(前編・中編はこちら) 壊れたシングルマザー  異常性欲者が集う部屋を舞台にした出来事は、これでは終わらなかった。取材から3週間後、杉本さんから電話がかかってきた。 「取材でも買春でもなんでもいいけど、ナカムラさんに紹介したい女の子がいるの。あー、外見だけは大

「風俗は本番がないからストレスが溜まっちゃって。セックスは本当に好きだから仕事にはしたくない」…異常性欲と貧困の果てに(中編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

性の魔窟・池袋。繁華街の片隅に、「エッチがたくさんできる部屋」があるという。特殊なマニアだけが集う秘密サークル、そこで見たものは……。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。(前編はこちら) 彼氏の親の介護をしたかった  私は長年風俗界隈を取材しているが、金銭が介在することなく、性欲が異常な人々が集うセックス専門の部屋に足を踏み入れるのは初めてだった。 「インタビューでしょ、なんでも答えるよ」  杉本さんはセックス部屋に来て、目

「いろんな人が集まって、乱交パーティーするの。風俗じゃないよ、趣味よ、趣味」…異常性欲と貧困の果てに(前編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

性の魔窟・池袋。繁華街の片隅に、「エッチがたくさんできる部屋」があるという。特殊なマニアだけが集う秘密サークル、そこで見たものは……。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 異常性欲者の集う部屋 「池袋にエッチがたくさんできる部屋があるの。ここからすぐ近くだよ。今から行きませんか。誰かいるかもしれないけど」  そう語るのは、杉本美恵子さん(仮名・48)。東京郊外の総合病院で働く介護福祉士で、休日は人妻デリヘルでアルバイトをしてい

「旦那の給料だけではギリギリ。娘に服を買ってあげたいし、美味しい物を食べさせてあげたいから」…本番デリヘルの聖地・鶯谷で見た売春格差(後編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

芸能人をもしのぐ美貌で若い世代の憧れの存在ともなったAV女優、銀座や六本木で社長連中を相手にする高級娼婦がいる一方で、日々の生活のため最安値でセックスを売る主婦もいる。格安本番の聖地、東京・鶯谷で見た現実は…。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。(前編、中編はこちら) 格安デリヘルの、普通のおばさん 渡部さんが働く熟女本番デリヘルの待機所をでて、今度は格安デリヘルの待機所に向かう。鶯谷には150〜200店のデリヘルが密集して、その

「20年も風俗店で働いていることを、夫は何も知らない」…本番デリヘルの聖地・鶯谷で見た売春格差(中編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

芸能人をもしのぐ美貌で若い世代の憧れの存在ともなったAV女優、銀座や六本木で社長連中を相手にする高級娼婦がいる一方で、日々の生活のため最安値でセックスを売る主婦もいる。格安本番の聖地、東京・鶯谷で見た現実は…。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。(前編はこちら) 住宅ローン返済のために売春  渡部美幸さん(仮名)は50歳、鶯谷の60分1万円の料金を掲げている熟女デリヘル嬢だ。待ち合わせ場所は風俗案内所から1分も離れていない雑居ビル

「1万円の店ですごい美人が来るとかはないです」…本番デリヘルの聖地・鶯谷で見た売春格差(前編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

芸能人をもしのぐ美貌で若い世代の憧れの存在ともなったAV女優、銀座や六本木で社長連中を相手にする高級娼婦がいる一方で、日々の生活のため最安値でセックスを売る主婦もいる。格安本番の聖地、東京・鶯谷で見た現実は…。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。 熟女売春のメッカ・鶯谷 JR山手線に乗って、熟女本番デリヘルのメッカ・鶯谷にむかう。鶯谷は熟年や老年女性たちが、当たり前のように本番を売る特殊地域である。  鶯谷は北口を降りると、すぐに

「自分を傷つけていた方が、生きやすい」…なぜ熟女は風俗で働くのか(後編)【中村淳彦『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より】

頭脳明晰、質素で堅実な金銭感覚、アラフォーに近づいても衰えない美貌。36歳女性が川崎堀之内のソープランドで働き続ける背景には、家庭への反発と辛い過去あった…。 中村淳彦著『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』より一部抜粋して公開します。(前編・中編はこちら) 風俗嬢は天職だと思った 三浦さんは同じ中学の出身者がいない高校を選び、平穏無事な高校生活を送る。卒業して、地元の中小企業に新卒入社する。しばらくОLを続けたが、数年で飽きてしまった。実家の家族ともうまくいかなくなって