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会社は”外圧”で変わる...かも

先日弊社も決算を発表しました。
そのなかで、今後の取り組みに注目すべき点がありました。
それは、
「SDGsを推進します!」と高らかに宣言したこと。

実は、以前より株主から「なんで貴社の役員は全員男性なんだ」と”外圧があった”そうです。古い会社なので融通は利きませんが、こういった”外圧”には弱いんだなと。情けない気もしますが、それで会社が良い方に変わるのであれば結果オーライ。

弊社が取り組むのは「ジェンダー平等」。女性管理職の割合を引き上げるそうです。聞こえはいいですね。
ただ、弊社はトップの人望カリスマがなくて、出世したらそのトップが出席する会議に出なきゃいけないし、責任と報酬が釣り合ってないなどと陰口をたたかれています。要は、出世したい人がおらんという話です。

なので、外面だけ女性管理職何%だ~と言うんではなくて、本当に持続可能なのは、社員が主体的に動き、会社や社会に貢献しようと思える組織づくりだと思うのです。
報酬を上げればいいのか?それだけでは足りません。より重要なのは「ビジョンを示す」ことだと思います。

「Why(なぜ)、How(どうやって)、What(何を)」のゴールデンサークルをご存じでしょうか。

人は「What(何を)」ではなく「Why(なぜ)」に惹起されて行動を起こすという理論です。円の中心から外側に向かうコミュニケーションをすることで、人々の行動変容を起こす。ここがポイントなのです。

【参考動画】

多くの組織のおいては、「What」→「How」→「Why」の順になっている。
弊社に置き換えると、
「What=ジェンダー平等を達成する」→
「How=女性管理職を増やす」→
「Why=株主に言われたから」
となるのです。

そうではなくて、もっとビジョンを明確に打ち出しましょうよと。
「Why=女性の活躍できる社会を実現したい」→
「How=女性管理職を増やす」→
「What=ジェンダー平等を実現する」
のほうが、明確だし、社内外の関係者ステークホルダーにも説得力が増すでしょう。

私はこの会社の広報部員として、こうした意見を発信することを求められているのだと自認しています。
だからこそ、PRプランナーなど目に見える形で成果を出して、もっと力をつけなければならない。そうすることで、内部から会社を変える力に結び付くんだと思います。
愛社心ではないですが、働いている場所をよりよくしようとする、本能みたいなものですかね。

小難しいことを述べましたが、”外圧”によってこの会社は変わるかもしれない。それを見届けるだけじゃなく、自分がどう主体的に関わっていけるのか。日々模索したいと思います。

みなさま、一週間お疲れ様です!
良い週末をお過ごしください。

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じとめん
サポートをしていただけるようなことがあったら踊り狂います。 どこかの誰かの何かに届けばいいな。