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船荷のない船は不安定

今日は3週間ぶりの通院でした。
この間の出来事を話して、先生にフィードバックをもらう。
いつもの時間でした。
引き続き薬を服用しながら様子を見ることとなりました。

もうすぐ休職してから1年になります。
この1年間本当に色んなことがありましたが、
やはり仕事を半年も休職したことは、一生の中でも大きな出来事ですね。

"船荷のない船は不安定でまっすぐ進まない。
一定量の心配や苦痛、苦労は、
いつも、誰にも、必要である。"
-アルトゥル・ショーペンハウアー

こんな言葉を見つけました。
確かに、すっからかんの人生では波にあおられてまっすぐ進めないかもしれないですね。
ある程度重荷を背負うことが、人生にとって安定性を増すことなのだとしたら、考えさせられる言葉です。
ただ、背負いすぎるのも問題ですけどね笑

苦労の多い人は、その分人に優しくできるし、人の痛みがわかる人だと思います。私もたぶん、そんな一人。
私の場合は苦労と言うより苦悩ですかね。
休職したことも、学生時代不登校になったことも、何かにぶつかった時に「逃げざるを得なかった」自分の弱さと向き合うという意味では、苦悩の連続でした。

でも、そうした経験や苦悩は、今の私を確実に形作っていて、身についた共感力とか感じた悔しさとか、その一つ一つは決して無駄では無いと思います。
そうした荷物を載せながら、人生という荒波を渡っていくのかな、なんて。

それに、なんの苦労もない人生はそれはそれで退屈な気もします。
たしかにその時は苦しいけれど、乗り越えて、振り返った時に「ああ、あの時はね...」なんて語れる人生の方が、よっぽど豊かなんだろうと思います。

今はSNSを通じて、個人が自分自身を演出できる時代。成功やお金や美貌や若さを前面に出して、承認欲求を満たす人も多いです。
でも、苦労とか苦悩を全面に出す人はあまりいないですよね。多分見られたくない、恥ずかしいことなんだ。
でも、人生を形作るのは、そういう日影の時代というか、背負ってきたものというか...
自分で嬉々として表に出せない部分こそ、真に大切な部分なのかもしれません。

この言葉に触れて、そんなことを思っていました。
自分が背負ってきたものはなんだろう。
これから背負うものはなんだろう。
なんて、いつもの考えすぎる癖が出ていますね。

もうすぐ休職して1年。
振り返りも兼ねて、noteにもちょこちょこ心境を綴っていきたいと思います。

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じとめん
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