風雨と陽光を自らの肌で存分に浴びてこその生涯
昨日両親から送られてきた朝日新聞の切り抜き。
この言葉、とても含蓄があるなと思います。
失敗の無い人生は、何も挑戦しなかった事と同義。
「あらゆることを 自分の勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず。」とは「雨ニモマケズ」の一節ですが、まさにそんな感じで、多様な経験をして自分のものにしてこその人生かなと思うのです。
私には先日も記事にした、挫折を知らない友人がいて、それはそれでいいんだろうけども、トータルで見た時にどうなの?という考察をしたこともあります。
私もたしかに「陽光」よりは「風雨」の多い人生を送ってきました。それも決定的な失敗が多かった。
失敗のその瞬間は、つらいものです。生きる意味を見失ったこともありました。
でも、今もこうして生きている。
この視座に立って過去の失敗を振り返った時に、「あ、あの時のあれがあったから...」と思えることも多いのです。
抑うつ状態と休職もそのひとつ。
「あの時心を病んで7ヶ月間仕事を休んだから、本当に大切にしたいことや、自分との付き合い方が分かるようになった」と思ってます。
何かを学ぶという観点では、どちらも大事ながらも私の場合、「風雨」>「陽光」なのかな。
痛い目を見ないと分からない鈍感野郎とも言えますかね笑
何はともあれ、1度きりの人生、色んな経験をした方がいい。挑戦して失敗することなんか可愛いものです。そんなのまた挑戦すればいい。
私のように心を病んでも、そこで自分ととことん向き合えたし、少々遠回りしたからこそ見える景色と出会える人がいました。
「風雨と陽光を自らの肌で存分に浴びてこその生涯」
まさにその通りだと思う。
雨が降ったら少し雨宿りしながら休んで、陽光が差したら水溜まりを跨ぎながらまた歩き出せばいいのです。
そして、たまにはズブ濡れになるのも悪くないです。
今日は素敵な言葉に出会えて心が喜んでいます。
言葉の持つ力はとても大きいですね。
みなさま、日曜の午後も穏やかにお過ごしください。
ごきげんよう。