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保護者会準備にAIを活用
この記事が公開されるのは6月下旬ですので、リアルタイムで記事を読んでくださっている場合、成績の作成、夏休み前の保護者会、夏休みの宿題など、考えなくてはならないことが多くなり、忙しくなっている頃かと存じます。今回と次回はそんな時期に役に立つアイディアを紹介していきます。
保護者会のために、どうAIを使うか
保護者会はどの学校でも各学期に行われるイベントの一つですが、苦手とまでは言わずとも、毎回楽しみで仕方がないという先生は少ないのではないでしょうか。
これは学級運営が上手くいっているかどうかだけではなく、どんなに順調で平和に学級経営が行われていても、保護者会の中で話す内容や資料の準備は絶対に必要ですし、全体の会が終わった後、個別に質問や相談を受けたりと、気にしなくてはならないことが多いからではないかと思います。
こういったタイミングで、保護者に親身になって相談を受けて信頼関係を気づいていくことで、何かあった際にボランティアで協力してくれるなど、保護者の方々が心強い仲間になってくれるのも事実かと思いますが、そのためには事前に保護者から受けそうな質問や相談の答えを準備しておくなど、それなりの時間を割いて準備をきちんとされていることでしょう。
ベテランの先生方は、これまでの経験から瞬時に対応することができることが多いと思いますが、若手の先生はそうはいかないこともあるかと思います。そこで、今回はこういった準備にAIを活用することはできるのかということを検証していきます。
AIに保護者会で行うアクティビティを考えさせる
クラス替えがあった直後や入学したばかりの4月の保護者会では、初めて話す保護者の方もいて、大人は子供よりも打ち解けるまでに時間がかかったりすることがあるかもしれません。また、以前のクラスからの知り合いの保護者ばかりが固まってしまい、会話に参加しにくいと感じてしまう保護者もいらっしゃることでしょう。
そこで、保護者同士が仲良くなる為のアクティビティを取り入れることを提案したいと考えました。しかし、先述の通り若手の先生は、どのようなアクティビティを行えば良いのかすぐに思いつかなかったり、そもそも通常の業務で手一杯になってしまい、考える余裕がないことも考えられます。
そこで今回は、保護者の皆さんが仲良くなれそうなアクティビティのアイディアを出してもらいました。
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初めのプロンプトでは ”いくつかあり、一つ一つ解決したいので、まずは私に「悩んでいることは何ですか?」と聞き、応答を待ってください。” と指示を出しました。
このように指示せずに、「若手教員の悩みにアドバイスをください。」などとだけ書いて送信してしまうと、AIが”一般的に”若手教員が持っていそうな悩みと、それに対してのアドバイスの回答を始めてしまうからです。
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さて、今回は5つのアイディアを得ることができました。AIが出したアイディアをそのまま使っても良いですし、それを元に一工夫加えることも可能です。
例えば、3のフィードバック・ラウンドテーブルについて、”各グループに「学校生活」「学習面」「課外活動」などのテーマに沿って、一人がご自身の子供のことで悩んでいることを話し、他の方は解決する為のアイディアを共有するなどとアレンジすれば、保護者同士で話をすることで問題解決できる経験を通して、先生以外でも保護者同士でも相談できるんだ、と気がついてくれるかもしれません。
ちなみにAIからの回答が微妙だと感じたり、もう少し別のアイディアが欲しいと思った場合は追加の指示で、より多くのアイディアを得ることも出来ます。
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経験豊かで、丁寧にアドバイスなどをくれるベテランの先生と学年を組んでいる若手の先生は色々なアイディアを教えてもらうことができるかもしれません。
しかし、現場によっては若い先生が多く、ベテランの先生と学年を組むことができないような現場や、ベテランの先生もご家庭の事情などで1から10まで全てを相談できない先生も
いらっしゃることと思います。
そんな時に一人で悩むのではなく、AIに一度相談して、ある程度考えをまとめた上で先輩の先生に相談することで、相談時間が短くなるでしょうし、仮に先輩に相談ができない状況だとしても少しでも準備したものがあるだけで、負担が減るかもしれません。
有料エリアでは、もう一歩踏み込んで、各現場の先生が事前に予想することができた保護者からの問い合わせに対しての一般的な回答を作成する方法や、この時期だからこそ問い合わせがありそうな質問にどのように対応するかといった例をプロンプトと併せて紹介します。
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