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朝マック。

僕にとってマックを食べるって結構非日常なんですよね

とにかくなんかこう、危なげなことしちゃってる時にしか得られない高揚感がそこにはあるというか

ご飯という認識外に位置していて、マックはマックなんですよ

何が言いたいかというと、僕マック好きでした

が、ですね、みなさん
落ち着いて聞いてください、好きな食べ物は何と聞かれてジャンクフードと答えていた男に、遂に変化が起こったんです


それは20XX年のある日

オールで迎えた昼マック

遊び疲れた体に悪いものをぶち込んで、太陽から目を背けるように眠り尽くし、その日丸1日を無駄にするという壮大な計画を持ち込んで挑んだ

僕が好きなマックのバーガーは侍のトマトのやつと、倍えびフィレオ
しかしオールで仕上がった脳みそと、マックを食せるという背徳感と期待、加えて金無しと、腹を満たしたい欲望

この5つの要素で出来上がった魔法陣の元に舞い降りたのは、、、いや呼び起こされてしまったのは、テリヤキのセットとスパチキ単品だった

この2つのバーガーを召喚した時点で、計画の破綻は免れなかったのかもしれない
なぜなら、僕はそもそもテリヤキを好んでいるわけではいし、スパチキよりは圧倒的チキチー派だからだ

じゃあなんでその2つにしたのかって?

安心してくれ、人生の夏休みを送っている人間の脳みそを、さらに寝ずに熟成させたものだ、それは既にダチョウの知能に匹敵している


いやだが、それは氷山のほんの一角にすぎず
いやハンハン一回目の休載にすぎず
スターウォーズEP7でしかなかった


分かったよ、ポテトが美味しく感じなかったの


バーガーの尻拭いは荷が重かったのか、はたまたコンディションが悪かったのか


否!!!!!!!


敗因はこの私
ポテトは最高のポテトをしていた


三大欲求の一つを満たす際に用いられる、そこに彩りをもたらすはずの味覚、それを欺くことは人も場所も時間も許されてはいなかったのだ


ダチョウにも好みが存在していたというだけ
つまるところ別にマックのポテト好きじゃなかった(快活のポテトが好き)


世の中には納得のいく負けとそうでない負けがある

というかそれしかない

なぜなら君がいるのは既にマックの店内だから


どーせ負けるなら納得したい


そう侍を迎え入れればよかったのだ
焼肉定食焼き肉抜きにしてでも侍するべきだったのだ


いや、あるいは、、、、、、、、


大敗北を期したその日、自分の舌に誓った


朝マックだ!!!!!!!!!!!!!!!!



単語の響きが既に脳を溶かし、胃を空にする

「朝マック」

それすなわち背徳の塊
神の嗜好品
非合法

無を有に
0を1に

生きる意味がそこにはある

ハッシュドポテトほど心のガキが喜ぶじゃがいもの使い方を人類は発明できていない

ソーセージマフィンに勝るシンプルイズベストを俺はまだ知らない

チキンマックマフィンはEXソース

何をとっても一級品、オールスター

加えて時間制限というバフ


もう言う事ねえわ
やっぱこいつ強ぇわ
もうだめだ

強い、、、

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