塾講師と営業マン
ポンポンと話が進まないときにあなたは相手に対してどう思うだろうか?
おれはそんな相手を「頭悪いんちゃう?」と思っていた。
しかも今日久しぶりに会った人に対しては、本当に「頭悪いん?」って聞いてしまうほどおれが頭が悪い。
でもこれは違うらしい。
その彼女はバイトで塾の講師をしている。
どうやら塾の講師というものは、どうしたら生徒がわかってくれるのかということを考えて説明するらしい。
となると塾の講師の方は、
できるだけ最善の教え方はできないかと「深く考える」人間である。
それに対しておれが日頃にやっていることは、
テレフォンアポインターという営業の仕事だ。
良い商品を、言葉だけで売る。
※詐欺感が出るがそんなことないよ
この仕事に考える時間はない。
考える時間=死
の職業だと心得る。
「なにか」を聞かれたら、即答しなければならないし、
何ならその「なにか」はこちらで意図的に作るほどだ。
相手の一言一言を聞いて、速攻で最適と思われる回答をする分、
相手の細かい言い回しなどは気になりすぎてみなに嫌われると思う。
となると営業側の自分は、
できるだけ速攻で伝えることはできないかと「早く考える」人間である。
だからおれが相手に対して「思考が遅い」と感じることと同じく、
多分相手も、自分に対して「思考が浅い」と感じているのだろう。
思うにこれは、脳の思考回路が全く違うようだ。
そういえば群馬にいる友達の塾講師も「深い」タイプだったかも。