山手線のナイフの男の人の件
まあ当事者ではないのでわからないですけど、仕事が鉄道乗務員なので関係しないわけでもなく。
うちの会社では、定期的にこういう人たちを捕まえる訓練を警察のご指導のもとやってはいます。
でも、その方法が有効なのかは不明です。
この動画で出てた気がするけど、結局押さえつけても逃げられる可能性はあるわけで。ズラせれば抜けられる。在来線は新幹線と違って警備員もいないし、ワンマンなら運転士しかいない。まあ、乗務員室には刺股なんてない(会社によると思われる)。
そもそも普段から刺股を使ってるならまだしも、訓練でしか使ってないわけなので、訓練で得た知識を社員が活かせるかは不明。
それよりも、この動画の最後に出てくる北川さんのエピソードのほうが役立つと思う。それは自分がシステマをやってるから、と言いたいわけではない。機転の利いたやり方で相手を落ち着かせられて、かつこちらも無害だったのであれば良いではないか。
とは言っても、北川さんのような振る舞いをできるか、と問われたら、「できます!」とは言いかねる。車内のSOSボタンを押されただけで緊張感は増すし、やっぱ達人よりも浅い普段の呼吸よりも、こういうときは圧倒的に呼吸が浅い。過去に2度押されたけど、両方同じような内容だったけども、やはり嫌なものは嫌なものなのだ。
言いたいこと
電車の中で何かあったら誰かが助けてくれる、ってのは幻想。乗務員も駅員も訓練とかはしてますけど、お客様ご自身でも安全で命を守れる方法を模索してほしいです。