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最後は言い方

5月1週目

最後は言い方
著:デビッド・マルケ

・産業革命期のチーム運営
上司と部下を分断する
=役割が分かれる
 上司:意思決定をする、部下にそれを強いる
 部下:それを淡々とこなす(強要)
▶これからは誰もが思考と行動の両方を担うことが求められる

行動と思考のバランスを考慮する
行動:タスクのバリエーションを減らし、フォーカスする 結果重視
思考:バリエーションを味方につける
   多様性を受け入れ、選択肢の幅を広げる

行動=赤ワーク
思考=青ワーク
行ったり来たりする

言葉を使い分ける
赤:Y /Nで答えられる 確かですか?
青:問い、思考を促す 君はどう思う?


・時計を支配する
適切なタイミングで仕事の中断や小休止を言い出せるようにしておく
振り返るタイミングを決めておく 2週間おきに中断しミーティングなど
▶赤ワークのプレッシャーから脱して青ワークへの移行が容易になる
青ワーク:仮設の構築
赤ワーク:仮設の検証

・誰もが異論を言いやすい環境を作る
自分とは異なる意見に対して関心を持つ 異端児の話に耳を傾ける
相手をリスペクトして聞く
聞き方:なぜそれをしたいと思う?
    →それについてもっと詳しく聞かせてほしい

・メンバーの他人事感を感じたときは
決断と実行を分けると服従が生じる
選択肢がない=服従=思考停止 必要なのは責任感
責任感を持つことで生じる変化
1.実行するだけでなく、何かを学ぼうとする
2.信念よりもやるべきことを優先
3.作業を小さく分けてすべてやり遂げる
責任感の過熱に陥らない:失敗を認め、方向転換する勇気を持つ

・思考と行動のバランス
区切りをつける=赤ワーク→青ワークへの転換
過去の決断から頭を切り替える
一体となって労う:見たままの感想を伝える 解釈は入れない
相手がコントロールできることを褒める(努力)
コントロールできないこと(結果)には触れない

・アウトプットを改善したい
改善=過去行った活動を客観的に吟味し、どうすればもっとよくなるかとじっくりと深く考える=青ワーク
優秀である自分↔もっとよくなりたい自分
本当の意味で自由に意見を交換できるようになるには、他者のアイデアや行動に疑問を呈することが必要になる

外発的モチベーションは、アメとムチによる動機づけ
人として健全な行動を誘発する内発的モチベーションの基本
①有能さ=自分には素晴らしい技能があるという実感
②関係性=他者と繋がっているという実感
③自律性=自分の人生にとって大切な事柄を自分でコントロールしているという実感

・心理的安全性
垣根を超えてつながる=他者を気に掛ける
他者が何を考えているのか、どのように感じているのか
× 相手の考えや行動をすべて受け入れる
◯ 異論や反論を肯定し、それについての議論を積極的に行う

1.権力の勾配をなくす
2.知らないことは知らないと認める
3.弱さを見せる
4.自分が先に相手を信頼する


気づき
未だに意思決定する上司、それを淡々とこなす部下といった産業革命期のチーム運営がなされている組織は多いのではないかと思う。
上司側が権力の勾配に関して配慮し、心理的安全性に配慮した上で、赤ワークを中断し、青ワークを積極的に取り入れることが、令和時代のチーム運営に求められる。個人的にはまだ「優秀であろうとする自分」が見え隠れしていると感じており、批判や指摘に対しての恐れ、自己防衛が働いている場面がある。もっと自分自身の前進に意識を向け、GOAL達成の可能性を信じて、「もっと良くなりたい自分」のマインドを獲得する。

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