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自分の中に毒を持て

4月1週目

自分の中に毒を持て
著:岡本太郎

・意外な発想を持たないとあなたの価値はでない
自分自身の最大の敵は他人ではなく自分自身
他者の目や世間体を考えて自分を守る
過去の実績や経験に縛られて身動きが取れない
▶人生に挑み、本当に生きるには瞬間瞬間に生まれ変わり人生を切り開く

楽な方、苦しい方で迷ったら苦しい方を選択する
そもそも楽な方を選べる状況で迷う=本当は苦しいほうがいいと頭の中では理解している

挑戦した不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者ではまったく天地のへだたりがある
自信があるかないかは問題ではない。そもそも自分と他者を比べるから自信が問題になる。自分の人生はただ自分が信じていること、正しいと思うことに脇目も振らずに突き進むだけ。自分と戦う

・個性は出し方 薬になるか毒になるか
何言についても惰性的であり、危険を避け、無難であることが美徳とされているのが日本一般のモラル
純粋に強烈に生きようとすればするほど、社会の跳ね返しは強く、危機感は瞬間瞬間に鋭く眼の前にたちあらわれる
「出る杭は打たれる」打ってみろと己を突き出す
打たれることによって自他をひらく

・常識人間を捨てられるか
芸術=生きることそのもの、人間として強烈に生きる
芸術はきれいであってはいけない、うまくあってはいけない、心地よくあってはいけない
自分を大事にしようとするから逆に生きがいを失ってしまう
強烈に生きることは「死」を前提にする
死を畏れて引っ込んでしまっては生きがいはなくなる
今日はほとんどの人が生と死の問題を回避してしまっている
結果虚無状態に陥っている
死ぬもよし生きるもよし、ただその瞬間にベストを尽くす


気づき
タイトルの「毒」とは、俗世間的な考え方をベースにした表現であり、毒を良薬として捉えられるような生き方が、この惰性に満ちた現代において必要なんだと改めて感じた。
この本が執筆された平成時代よりも、現在の令和時代のほうがより多様性を重視し、個人個人の生き方にフォーカスをあてる考え方が広まってきた一方で、何にも興味関心がわかず、無気力な日々をすごす人も多く、生き方の2極化が進んでいるようにも感じる。キャリアコーチとしてはクライアントの毒を見つけ出し、毒を持ってもいい、自分を隠さずに、正直に生きていいと感じてもらえるような関わり方を目指していく。

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