【人体改造カブ式会社 カラダコラムVol.4】
人体改造カブ式会社とは、札幌駅前通地区全体の健康=エリアヘルスマネジメントに取り組むプロジェクトです。4回目のコラム執筆者は、1期メンバーの水野るり恵さんです。管理栄養士の資格も保有されている水野さんならではの切り口でのコラムとなりました。
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ここ数年、「糖化」というワードが健康雑誌や化粧品業界などを賑わす存在となってきています。簡単に説明すると、糖質の摂り過ぎで血糖値の乱高下が起こることで血管や細胞が傷付き、肥満のみならず老化や体の不調に繋がるということです。
糖質は摂り過ぎはもちろんですが、質にも注意が必要です。
まず避けたいのは白砂糖です。最もよく使われている甘味料ですが、残念ながらカロリー以外の栄養は期待できません。血糖値を急激に上げてしまうためインスリンの分泌を促しエネルギーとして消費できない分は脂肪となり体に蓄えられます。また血糖値が下がる際に眠気に襲われたり、落ち着きがなくなったりイライラして、さらに甘いものを欲するようになります。ちなみに三温糖は健康的なイメージですが材料は同じで、白砂糖に色がついているだけと考えたほうがよいでしょう。
血糖値を上げない砂糖として、日本ではよく「果糖ブドウ糖液糖」と言われる「異性化糖」があり、お菓子や清涼飲料水、加工食品あらゆるものに入っています。これは人工的に作られた糖で、原材料が安くて太りにくいという理由でカロリーオフの食品によく使われますが、体内で細胞が炎症を起こしガンなどの原因になるといわれています。
他にも多様な人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース等)が様々なものに使われています。これらも異性化糖と同じ理由で避けたほうがよく、それよりは白砂糖を選ぶほうがまだマシでしょう。
甘味料として選ぶなら、ミネラル等が豊富なメープルシロップ、はちみつ、黒糖、てんさい糖などがオススメ。ただし、血糖値を上げることに変わりはないので摂り過ぎは禁物です。また、オリゴ糖やアガペシロップ、羅漢果などは血糖値を上げにくい糖とされています。味や甘さもそれぞれ違うので、用途やお好みによって使い分けて下さい。
甘いもの、好きな人にとっては心の栄養ですよね!せっかくなら体にも栄養になるものを選んで、罪悪感なく楽しみましょう。
社員 水野るり恵
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