人生はRPGだ~冒険のプロローグ~
RPGと聞いて、あなたはどのようなゲームを思いつきますか?
ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、テイルズ、ポケットモンスター。
あなたもきっと、どれか1つくらいは聞いたことがあると思います。
RPGとはゲーム内の登場人物となって進行するゲームのジャンル。
ある時は一国の王様、ある時はどこかの街の少女、ある時は国から追われる盗賊、様々な登場人物となって、プレイヤーはゲームを進めていきます。
私は、ゲームの中でRPGが1番好きです。
ポケットモンスターは気がつけばプレイ時間が200時間を超えていました。チャンピョンのライバルから何度もカツアゲしたおかげで、100レベルのポケモンが量産されていました。
ファイナルファンタジー10は何周もプレイしました。スフィア盤の改造にまで着手して、原型をとどめないほど入れ替えたりしました。
初めて買ったRPGはスーパーファミコンのドラゴンクエスト5で、オープニングから強制労働させられるところまで休憩せずにプレイし、再開してセーブデータが消えて泣いたことも何度もありました。
MOTHER2のラスボス戦で泣きながら戦ったことは1度や2度じゃありません。ボクと魔王のラストダンジョンで散々迷子になったことも懐かしいです。
最近も、ドラクエ11のサブタイトルの回収に感服したり、OCTOPATH TRAVELERなど、時間を見つけてはちまちまやっています。
最近、ふと、思ったのです。
人生ってRPGに似ている。
ほとんどのRPGの主人公たちは、最初の段階では自ら「魔王を倒すぞ!」「世界を平和にするぞ!」と動き始めたわけではありません。
王様に依頼された。恋人が苦しんでいる。たまたまやったことが大事になった。
何かしら事件などに巻き込まれたり、誰かからお願いされることで物語は始まります。
それでも最後には、自ら主体的に物語を展開させていきます。
人生も同じでした。
生まれた時から「俺は社長になる!」と言っている人はいないでしょう。
いろいろな出来事が起こった上で、自ら主体的に物語を展開させていきます。
そして、物語を進めるためには、様々な敵を攻略しなければいけません。
外を歩いているとザコ敵に会うし、要所要所でボスもいます。
人生も同じで、ザコ敵という名のいろいろな問題を解決し、たまに大きなボス級の問題と戦うことになります。
では、あなたがRPGをプレイする時、どのようなことに気をつけますか?
装備を整えること。レベル(=ステータス)を上げること。消費されていくステータス(いわゆるHPやMPなど)を満タンにすること。
そのようなことを気をつけるでしょう。
じゃあ、あなたが人生で大切なことを考えるとき、どのようなことに気をつけますか?
実は、装備を整えること。レベルを上げること。体力(HP)や魔力(MP)などを満タンにすること。
RPGで気をつけることと同じです。
装備は外見。レベルは内面。これらはよく気にされます。
体力も「疲れている時に大事な決断はするな」とよく言われることから気にしている人は多いと思います。
でも魔力はどうでしょうか?そもそも、現実において魔力って何だ。という人もいるでしょう。
そして、何よりも、人生はRPGだという最大の理由。
「自分自身の物語を歩む」というものです。
RPGは主人公の物語です。サブキャラクターの追体験などもできますが、基本的には主人公の物語がメインストーリーとして語られます。
では、あなたは、どんなRPGの主人公ですか?
あなたの冒険は、もう始まっているのかもしれません。
これから始まるのかもしれません。
あなた自身の手で始められるのかも、しれません。