先に進まないと、エンディングは見れない~RPGの進め方~

RPGの進め方はものすごく簡略化すると、大体以下の通りになります。

1.マップを散策したり、人から情報を得て、次の行き先を知る
2.立ちはだかる問題を解決する

この繰り返しで、ゲームは進んでいきます。
最終的に主人公が解決したい問題が解決されたところで、エンディングを迎えることになります。

RPGをクリアするために1番大切なのは「敵を倒すこと」ではありません。
まして「ラスボスを倒すこと」でもありません。

先に進むことです。

先に進んだ結果、たまたま敵やラスボスが立ちはだかっただけなのです。
よく、ラスボスを倒すことが目的だという人がいます。ですが、物語は往々にして「世界を平和にするために」ラスボスを倒すのです。
世界の平和を脅かすのがラスボスだっただけで、ラスボスを倒して世界が平和にならなければ、ゲームを終えることができません。

先に進むことが1番大切、ということは「マップを散策したり、人から情報を得て、次の行き先を知る」ことがとても重要となります。

近年「オープンワールド(フィールド)システム」を採用したゲームが増えました。
昔のゲームであれば順路が定められていましたが、「オープンワールドシステム」のゲームは一定のチュートリアルを終えると、世界のどこにでも行けるようになります。
よって、いきなり強い敵の出るマップにも行くことができます。

しかし、これは「どこへ行けばいいのかわからない」という迷いを生み、結果的に冒険をやめてしまう可能性も秘めています。これは行動経済学でも「決定回避の法則」として、選択肢があまりに多すぎると人は選択することをやめてしまうと言われています。

人生というゲームソフトは、大体がオープンワールドシステムです。順路を誰かが定めてくれているわけではありません。
だからこそ、「どこへ行けばいいのかわからない」という迷いから、冒険をやめてしまう人が多数存在します。

そうならないように、「はなす」コマンドがあったり、「しらべる」コマンドがあったりするのです。
さあ、あなたも「はなす」コマンドや「しらべる」コマンドを使ってみましょう。

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