やりたいことは誰かの願いの中にある~冒険の始まりは日常から~
人は、何かしら目的がないと動くことができません。
「暇だしとりあえず買い物に行ってみようかな」と思っても、目的がなければ他の欲求にすぐに負けて、行くのをやめてしまいます。
人生はRPG論の目的は、「あなたは主人公になれる。だから冒険に出なよ」と背中を押すことです。
しかし、「冒険に出る」ためには何か目的がないと冒険に出ることができません。
きっと、あなたが冒険に出ないのも「目的がない」からではないでしょうか。
少なくとも、これを読んでいるということは、心の奥底で「冒険に出ようかな・・・」と思っているからです。
冒険に出るためのあと一歩が欲しい。というところではないでしょうか。
目的がないのであれば、誰かのお願い事に乗る。それが冒険の始まりとなります。
RPGには数多くの主人公がいます。
その全てがいきなり「魔王を倒す」ではありません。
ドラゴンクエスト7では友人と「遺跡を探索する」という冒険が、結果的に魔王を倒すことになってしまいました。
MOTHER2では、隣人が「近くに隕石が落ちたのを見に行った弟が帰ってこないから一緒に探してほしい」と頼まれてついていった結果、大冒険になってしまいました。
ファイナルファンタジー10では、元の世界に帰るために冒険に出て、結果的に世界平和に繋がりました。
往々にして、主人公が自ら「世界平和のために旅に出る!」と宣言しているわけではありません。気がつけば巻き込まれています。
「やりたいことがない」のであれば、誰かのお願いや意見に乗ってみる。
他人と関わる中で、真の目的が見つかっていきます。
その結果、大冒険につながることもあります。
他人との関わりは友達や仕事、SNSや本でも大丈夫です。
1人で考え続けるよりも、誰かと関わることで自分を動かすことで、自ら動かないと我慢できないことが見つかります。
あなたの冒険のきっかけのために、クエストを残しておきます。
あなたが本屋で「自分は絶対見ないだろうな」と思うジャンルはありますか?
今日、本屋に行って、普段であれば絶対に見ないだろうなと思うジャンルのコーナーへ足を運んでください。
ジャンルをまたいでも良いので、その中から2冊、気になるタイトルを探して、覚えて家に帰ってきてください。