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英語で授業をするのは退化なのかもしれない

近年、英語を主な教育言語として授業をする大学が出てきていますが、それがいかに凄いことで意義深いことなのかを今一度、話しておきたいと思う。


翻訳借用

言語学に「翻訳借用(Loan Translation)」というものがあります。簡単に説明すると

ある言語がほかの言語から語を借用するとき、借用元の語の意味をなぞり翻訳して取り入れることを指す。

Wikipedia(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/翻訳借用)2024/11/20

日本語の例を挙げると
・「economy」→「経済」
・「human rights」→「人権」
・「society」→「社会」
などが挙げられます。

日本の翻訳借用

日本では明治期に活発に翻訳借用が行われました。そのおかげで、今我々は日本語で大学や大学院の高等教育を受けられるわけです。そこで近年の大学教育の英語化は明治期の翻訳借用を軽視する行為なのでは?ということです。

英語の必要性の違い

昔、それこそ明治期には「近代化のための英語力」が必要とされていました。例えば英語で書かれた情報を日本語にする力です。今で言うところのリーディングとリスニングです。

しかし近年必要とされている英語力は「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」のいわゆる4技能です。

これらの違いを考えると、一概に今の大学の英語化を否定することはできないように思います。

さいごに

今回は明治期の言語学と今の大学の英語化について、少しお話しましたが、いかがでしたでしょうか。12月はnote更新に力を入れようと思っているので、フォローしてお待ちいただけると幸いです。また公式SNSホームページもありますので合わせてチェックしてみてください!新規入会も随時受け付けているので、ご興味がある方はホームページから詳細をご確認ください!

今回は以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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