【ステマ】悪意が無くともステマ認定される危険性【広告/PR】
ステマ摘発第2号は「チョコザップ/SNSタイアップ投稿」
というニュースを読みました。
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インフルエンサーを起用したSNSタイアップコメントを自社Webサイトに「#PR」表記などの注釈を付けずに掲載していたことがステルスマーケティング(ステマ)に該当すると認定された。
ということなのですが、私達の考える(悪質な)ステマというと、
1.お金を使い、優良な口コミを増加させるなどして自社のイメージを向上させる。
2.有名人を起用して、タイアップと分からないように宣伝してもらう。
というイメージをお持ちだと思います。
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しかし、今回の記事を見ると、例え自社のWebサイトであったとしても
1.記事・動画などタイトルであっても、正確に記載しないといけない。
2.大々的なタイアップキャンペーンであっても、タグや注記にタイアップやPRの文字を外してはいけない。
ということが分かり、客観的に考えると、今回の件は「会社の広報視点」で考えると、中々厳しいという印象です。
例えば、1.については、Xに投稿したことがある方なら分かると思いますが、文字数制限があると、どうしても削らなくてはいけない文言が出てしまいます。
2.については、サイトの他の部分に記載があってもいけないということになると、1.にも関連するのですが、文字数制限がある場合には他の部分に削除した文言を記載しがちになる。
ということです。
SNSでの広告は、ただでさえ他の広告媒体に比べると「短時間で目に止まらせる必要がある」ため、上記に抵触してしまうことが多いです。
しかし、今回の件を見ると、今まで以上に広告作成・公開に慎重になる必要があります。
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上記は「会社側からの視点」を中心に書いてきましたが、とはいえ、SNS上などでの会社広報というのは、商品・サービスを売るために段々と過激な内容になるのが当たり前です。
それをある程度鎮静化させるには、今回のように公的に指標を出す必要があるのは間違いありません。
あまり公的指標を出し過ぎて、広告内容に制限をかけてしまうことは、それはそれで活気がなくなり、表現の自由も侵害されてしまいますので、ちょうど良いバランスをとる必要があります。
会社は、ステマを行っている、というイメージが広がってしまいますと、企業イメージに大きなダメージを受けてしまいますので、JAROではありませんが「ウソ・大げさ・紛らわしい」という広告をするのは控えなくてはいけません。
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