ぼっち人事が実践している人材紹介会社の契約書確認ポイント
こんにちは。ぼっち人事のpapaoです。
今日も今日とて、毎日スカウトメールをバチバチ打ち続けているのですが、採用市場の動きが徐々に変わりつつあることを感じています。
コロナが始まった2020年には一時的に採用を控える会社が多く出ていた反動で、2022年は広告掲載に打って出る企業が増加していて、papaoの会社では2年前と比較して応募者数が30%以下に減った媒体もあります( ノД`)シクシク…
採用単価って時価で結構変わるんですよね。だから、掛ける予算を増やせば採れるってわけでもなく、ここら辺は景気に左右される要素が多いです。
とはいえ、あくまでも「接点づくり」に影響があるだけで、有効応募率や選考通過率等の数字は年々少しずつ向上させているでございます。←自慢か(# ゚Д゚)
そんなこんなで、人材紹介会社さんの契約数も増やしているのですが、数が多くなると割と後回しにしがちになってしまうのが「契約書締結」の手間(;^_^A
というわけで、今回は人材紹介会社さんと結ぶ契約書について、主なチェックポイントを書いていきたいと思います。(今回は軽めのテーマ。最近の記事、感情込め過ぎていたので(;^ω^))
採用成功フィー(成功報酬)の常識
返金規定(経営層とはしっかりネゴして(;^ω^))
支払時期(経理部さんが困らない様に)
【採用成功フィー(成功報酬)の常識】
人材紹介会社さんは、求人申込自体には費用が掛からないことがほとんどで、「採用成功するまで無料」が基本です。
なので、実際に支払いが発生するのは採用が成功したときの「成功報酬」となります。
で、この成功報酬ですが主に2パターンございます。
1,入社者の想定年収×○○%分
2,一人当たりの定額制
基本的には、紹介会社さんの大多数が「想定年収×35%」でやっています。ざっくり計算すると、年収400万円の人でおよそ140万円、年収600万円のひとならば210万円になります。まあ、これを高額と見るか低額と見るかはひとえに企業側のビジネスモデル次第ですね。
あとは企業によって「30%」「40%」などの設定が多いと感じます。
papaoがここ10年でお付き合いしている紹介会社さんの中では、定額制の企業さんも増えてきている印象です。
定額の場合は、候補人材を若年層などに限定しているケースが多くて、まだ年収が300~400万円くらいの方を扱っているみたいです。およそ50~
100万円くらいのあいだで金額が設定されている印象です。
あとは番外編的に、「新卒紹介」というビジネス領域もございます。
papaoは使ったことが無いのですが、普通の学生さんであれば50~100万円程度、理系学生などの専門領域の学生さんであれば一人150~200万円程度と聞いています。
(papao的には、新卒採用を自社で内製化できないのであれば、あんまりやる必要はないかなぁと持論を持っている側です。ビジネスモデル自体を否定はしていませんが(;^_^A いつか、ここら辺も書いてみたいと思います。)
【返金規定(経営層とはしっかりネゴして(;^ω^))】
次は、意外と大事な返金規定。
どんな企業でも、新卒中途問わず、新入社員のオンボーディングには悩みを抱えているはずです。そんな中で、リスク対策として捉えておかないといけないのがこの返金規定。両社の努力が実って入社してくれた社員が、早期離職してしまった際に、成功報酬の何割かが返金される決まりです。
平均値などはpapaoでも特に集計していないのですが、見たことのあるパターンを広めに表現するとこんな感じです。
・対象期間は入社~3カ月がほとんど。長いと6カ月見てくれるところも。
・1カ月目での返金はおおよそ50~80%程度。
経営者は、必ず「上手くいかなかったとき」のことを考えます。人事として、どれだけ緻密な努力を積み重ねていようが、人の人生を縛り付ける権利や力はありません。
もしもの時のための保険となる規定ですので、必ず確認して、経営層の確認をとるようにしておきましょう。
【支払時期(経理部さんが困らない様に)】
最後にコレ。こと採用業務のみに絞ればあまり関係のないところなのですが、支払いの段階では必ず関わってくるので、確認をしましょう。
ほとんどの会社が「入社月末締め、翌月末払い」で請求をしてくれるのですが、最近はスタートアップ系の若い紹介会社が増えてきており、スピード感をもって対応をしていくことの中にキャッシュフローもそれに組み込んでいる企業もあります。
「入社」ではなく「内定出し」もしくは「内定承諾」をキーにして請求が発生することもありますので、必ず締結前に人事自身の目でチェックをしておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
(正直、今日の内容はほとんどpapaoの将来の部下向けのお話なので結構地味です(;^ω^))
個人的には、エージェントさん(人材紹介会社の企業営業担当の方のこと)てめちゃくちゃ頼りになる人で、採用人事よりも一歩深く採用市場の中で動いている人たちなので、お話を聞けるのがほんとにいつも嬉しく感じてます。
今後とも双方の利益向上と、よりよい採用の実現のために手をとりあっていきたいと、切に願っております。お互いメシウマするためにぼろぼろに稼ぎましょうや(*`艸´)ウシシシ
以上、今週のpapaoでした。
また来週お会いしましょうm(__)m