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朝晩で感じるほぼかならず通る教室前の道のにぎやかなようす


はじめに

 この街中に移り住んで1年と2か月弱。ふだんつかう道が固定しつつある。たいてい昼間のあかるい時間帯にうごきまわる。秋の彼岸をすぎ、このところ急激に日が短くなったと感じる。そこで先日、ここの教室でサポートを終えた時間に帰る生徒と教室まえの道を歩いてみた。その日できなかった買い物をするついでに。

生徒によってはこのターミナル駅から列車で家のある数駅さきにむかう。そこには保護者の方が車でお迎え。安全の把握のために暮れなずむころあいの通り道のようすを知るのもいい。生徒と話しながら駅へと向かう。

きょうはそんな話。

いちばんの街

 ターミナル駅の周辺には高校や専門学校が集積。列車が到着するとそのたびに多くの生徒たちが出入りする。駅から通りをはさんでほどなくのところに教室兼住処がある。そんな場所だけに表通りには大手の学習支援業の数々が点々と。昨年そのなかにもぐりこんだ。ふつうの中小の教室ならばそこは開業場所として避ける場所かも。

わたしのところはまもなく閉じるため、生徒たちが通いやすければどこでもいい。学校から徒歩2分。ふだん家から学校へ通うのとさほど変わらない。これ以上の場所はない。

にぎやかな通り

 それにくわえて駅まで出る道はこのあたりでは朝夕ともに往来がさかんでヒトがひんぱんに行き来する。ほんの数十秒で駅前の通りに出られる印象がよかったのでここにした。

そしてこの道は毎朝の散歩コースでもある。早朝のうすいもやのかかる駅むこうの川にむかう。ちょうどいいぐあいに人道橋がふたつ。すこし離れた位置にかかる。川沿いの堤防のうえを車を気にせず歩く。気楽な道なので散歩コースにする方がいらっしゃる。歩いたり、走ったり、犬を連れたり。

日がのぼるころ

 ちょうど散歩は日ののぼる頃。年間通じて太陽に合わせて出かける。日の出まえならばまだそれほど空気があたたまっていない。川下から吹いてくる風がここちよかった。

日が近くのビルの屋上を超えると本格的に陽が射しはじめ、駅に出入りするヒトビトが増えてくる。朝とはいえ夏の陽射しを感じる。早々に家にもどる。けさは散歩を終え、シャワーを浴びた。それからおもむろにしごとに向かうことも。

時間割を

 さて、学習サポートに話をもどそう。そろそろ時間割を冬のものに変えないと。帰りが遅くならないようになるべくはやくはじめてはやめに終わる。いつものとおり。おそらく同業のなかでは短いほうだろう。まだ列車の本数の多いうちに生徒を家に帰らせたい。つづきは家でやってほしい。

すでに学年のなかほど。年度はじめにここへ来た生徒たちはひととおり学びかたを習得している。そんなに各自の日課の手間はかからないし、ふだんどおりならば学校の宿題までかたづけて帰る。

おわりに

 陽が短くなると冬ごもりの感覚がどこからかわいてくる。どうもわたしの祖先はそんな生きものだったのかもしれない。夜長になにをしようか。生徒たちを見届けてから寝るまでにしばし時間がある。気の休まる秋の夜長の時間帯。


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