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ひとつのことを10数年つづけて見えてくるもの・気づくこと・この先に必要なもの
(2024.5.27加筆あり)
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はじめに
すでにまえのしごとで16年、いまの学習サポートでおなじく16年。後者とともに農業を6年、そしていまの研究パートで3年目。昨今の状況下に基礎疾患もちのわが身には、まわりに支障の出ない範囲でやれることはまだ限られている。だがわたしにのこされた時間を考えるとやれることはそう多くない。
転業し学習サポートに着手したころ「10年つづけばたいしたもの。」と声をかけていただいたのを覚えている。あっというまに駆け抜けて気づくまもなくとっくに過ぎていた。そしてそれらのしごとについて思うこと。
きょうはそんな話。
事業をおこす
まえのしごとは研究教育職。いろいろと責任を負いからだのほうがついていかなくなりやめた。あと数年まわりをかたづけてから後任に…と思っていたがからだが悲鳴をあげてその段取りどおりにはいかず。
さて、食べていかねばならない。なにをしようか。今度は自分で決めたい。あれこれ算段してでた結論が学習サポートだった。教育や啓蒙のほうが合っている。いちばんできること、無理なくつづけられそうなこと、いわゆる「塾」とはちがうもの、当面この中山間地でもやれそうなこととしてえらんだ。
16年目に
結果的に偶然とはいえ初期投資をほとんどせず、しかも無借金で事業をはじめられたのはさいわい。遠く離れたところからでも通ってくださる。途中ごく短期間のみ学生アルバイトに手伝いを願った。これは前職で何もかもひとりでしょいこむと自分のためにならないことを学べたおかげ。
必要ならばヒトに請えばいい。基本的にはひとりで判断して決めていき、結果的に相応の収入を得られたのはほんとうに運がよかった。たまたまニッチでそれなりの需要があるとつかめたから。
10年を経たあたりからそろそろつぎをやりたくなりはじめた。どうもわたしはこの10年から15年あたりが節目かもしれない。人生一度きりなのでどうせやるならばやりたいことをしたほうがいい。まわりにめいわくをかけずにやれるならばやったほうがのちに後悔するよりずっといい。それだけは一貫していた。
そこで…
いまはこのnoteにいくたびか記事にしたようにあらたな事業をおこすかどうか行動中。今度のほうがより解を導きにくい。軌道に乗るまでやりそののちはサポート役に徹して若手の方々につづきを託すつもり。
これではなんのことやらわからないのでもうすこしだけ説明をくわえると、諸外国では充実していながらこのクニにそこそこ需要があるにもかかわらず欠けているもののなかから候補をいくつかあげようと思う。わたしはその仲介役になれるかもしれない。
一例をあげると…
サイエンスコミュニケーション。このクニでは残念ながら科学を啓蒙するため、提案するためのわかりやすいみちすじ、たとえばイラストやモデルのデザインのできる人材(とくに動画制作に関して)がか細い。
いわばサイエンスイラストレーターもしくはデザイナー。そして科学動画のアニメーション作成。せめてテキストや企業活動につかえるレベルのものを担える人材を育てられないか。
一例をあげるとテキスト。イラストについては中学、高校まではまずまずだが、大学、そして一般とさきへすすむにつれて国内でつくられたものは海外でつくられたものとくらべて先細りというかさみしい状況。すぐれたものはひとむかしまえから訳本に多い。これを変えていきたい。
もちろん現在も活躍されている方はいらっしゃる。例(九楽堂http://www.pat.hi-ho.ne.jp/beee/)。
こうした「科学のわかる」デザイナーの後継者を育てる部分を担えないか。それには科学者のあたまのなかにあるイメージをくみとり、デザイナー(一部はAIかも)の科学の素養と表現力で一般の方へわかりやすくつたえる。
これは長年の夢でありぜひとも実現したい。もちろん諸外国の方々との結びつきを通じてやるとよいのかもしれないが、それだけではこのクニの科学リテラシーが向上するとは思えない。
おわりに
まずはこのクニの言語をつうじて表現され、科学の概念をわかりやすく表現できることが望ましい。科学イラストやデザインは教育界のみならず、産業界などにデモンストレーション用途など潜在的な需要を見込める。
せまい了見かもしれないが、まずはそこからやってみたい。もちろん主宰している学習サポートでもじつに遠回りかもしれないが、理系のわたしが絵画教室をやったり、絵やイラストに興味のある生徒や学生には声をかけたりしている。
もしもこのnoteをつうじてなにか手がかりが得られるならば、「こうしたらどうか」とか「こんなヒトがいますよ」などアイデアや情報をあつめていきたい。現状は東京大学をはじめとする大学の方々や地元の出版業界との方との人的交流はなんとかある状況。
ほかにもやりたいことはあり、あくまでも一案なのだが…。
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