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これから冬にむかいしゅんぎくのしゃぶしゃぶをあじわえる

(2023.11.27加筆)

お読みいただきありがとうございます

はじめに

 スーパーや八百屋にむかい正面にならんだやさいで季節のかわりめに気づく。くわえてたくさんのやさいをつくっていたころを思い出す。

10月初旬に蒔いたしゅんぎく。みるみるううちに芽が出てちょうどいまごろ収穫がはじまる。とくにあがってきたばかりの新芽のかおりはかくべつ。

今週は過去のやさいづくりをしていたころの日記から、いくつか旬のやさいたちを紹介。やさいがさむさに出会って1年でいちばんおいしくなる季節。

きょうはそんな話。

しゅんぎくを収穫

 ふつうに秋作でしゅんぎくを種まきして、ちょうどいまごろ新芽があがりはじめる。このあたりではしゅんぎくが旬。ほったらかしてもつぎからつぎへと芽があがる。冬のあいだこんなに安定しておなじ場所でわき芽を摘みながら収穫をつづけられるやさいもまれ。午前中の小春日和のあたたかな陽を浴びながらの収穫。

11号の袋にめいっぱい入れて10袋できた。すぐに販売所に1ふくろ100円でほかのやさいとともにもっていく。家にもどりさっそく昼ごはんの準備。

昼ごはんに

 少量のあまりをじぶんのためにのこしておいた。まだとれたて数時間でしゃきっとしたまま。なべに湯をわかしてしゅんぎくのしゃぶしゃぶをつくる。湯が煮立っているところにはしでつかみながらほんの5秒ほど湯にくぐらせる。しなっとなるとどうじにふんわりとかおりたつ。すぐにとりだしボウルの水に。料理としてはこれだけ。さっそくひとくち味見。

なんとも濃厚なうまみ。お湯に何かスープかなにか入れたっけと思うほど。おおげさでもなんでもない。これはつくった本人のいつわらざる率直な感想。つくりてならではの特権かもしれない。

おわりに


 もともとこのしゅんぎくは苦みがなく、生でサラダでたべられる品種。しゃぶしゃぶにするのに好適。じつにかんたんにしゅんぎくの香味とうまみがそのまま味わえる。よい改良だとおもう。こどものころはにがてなほうだったのにいつのまにやら好むように。これはなぜなんだろう。

朝はやくに収穫して数時間もたっていないから、とくにうまみが葉、とくに若葉の部分にあつまるのかもしれない。なにも味つけしないでもうまみがこんなに出るとはおどろき。しばらくのあいだ楽しめそう。


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