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ほっとするためにあまいものをすこしだけ常備する


はじめに

 食事のあとにすこしだけくだものやお菓子を食べる。最初は食事制限のカロリー調整からはじめた習慣。どうしてもカロリー不足に陥りがちなのでこうしておぎなう。それがいつのまにか食事のあとのちょっとしたくつろぎの時間になりつつある。

きょうはそんな話。

たいていは

 これまでは庭や畑もちだったのでそこでいつのまにか実っているくだものをもいでその場で食べるというなかなかめぐまれた環境にいた。それが今や賃貸住まい。なにか口さびしくなると、外に出て店に出向き、なにかを買わねばならない。さて何にしよう。くだものはとても高いと感じた。

以前の住処の庭や畑ではこうしたものたちが容易に口にはいる環境になじんでしまっていたので、これらの値段や価値に意識が向かずじまいだった。それらを販売し、さらに賃貸ずまいの消費者の立場になり、こんなに値がするのかとあらためてびっくりする。

日もちは

 そこで店では処分品のコーナーへと歩をすすめる。畑で収穫したあとながもちさせる方法は自然と身についた。こうしたコーナーの商品はいわば食べどき間近。もはや数日後にはかなり傷みはじめるもの。それらをざっと算段し、用途や保存法で活用。おかしづくりなどにつかえばさらにながくもたせられる。

なんでもやっておけば役に立つのはまちがいない。いまになってくだものづくりとそれらの販売の経験がこんなかたちで役だつとは。

おかしは

 店をめぐるといろいろと目移りする。おかしのたぐいはこんなにあるのかとびっくりする。もはや口にしたことがないものばかりになりつつある。そこで従来からなじんできたものをさがす。生に近いものが多いので、それらもまた処分品になりつつあるものを購入。こうして処分品を優先すると店の処理費用をへらせるうえに、わが身の財布にもやさしい。

半生のおかしや季節を越しつつあるアイスなどはこうして処分品としてずいぶん安くなる。これで十分。冷凍室のすこしの電力消費の負担はあるが、おかげでタイムマシンのごとく処分品を生きながらえさせられる。

ほっとする

 たいてい昼の食事のあとコーヒーを飲みつつ、これらを口にする。日々ほんのわずか。これでじゅうぶん。それが午後からのしごとの糧になり、気分を更新できて夕方までもたせられる。

おかしやくだものの効用はたしかに感じられるし、これはヒトもおなじかも。学習サポートで生徒たちにたまに提供すると表情があかるくなる。まなぶ時間とのあいだでメリハリをつけられるし、つぎへの足がかりができる。

おわりに

 たまに自分でおかしづくりをする。たいていかんたんなもので、すこしだけ日もちがするものが多い。つくるあいだは集中するので、かんがえが煮詰まったり、必要のないことに気がむいたまま出口がみつからないときなどにいい。

そのあとに食べられるという楽しみまでくわわる。これがなによりだし、店まで買いに向かわずともよい。こうしてズボラなことがバレてしまう。


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