ちょうどこれからは栽培計画をたてて年明けすぐの播種(種まき)にむけてはたけの準備と種子を発注
はじめに
先週以来の農業の備忘録。過去の日記からふりかえる。なにごともこうしておかないといざ再開というときに、さあなにからはじめようかととまどってしまいかねない。
これからしばらくの時期は年明けから何をつくるかの算段。それにははたけの準備と種子がないとはじまらない。もちろん在来の地のやさいなどは種子を売っていないので自家採種できるものはやっていた。それ以外は市販の種子をとりよせる。
きょうはそんな話。
15~20種ほどの種まき
例年、この1週間から10日ほどは種まきの準備とはたけへの堆肥いれや畝づくりを進める。じゃがいもとさといもについては記事にしたようにそれぞれ植えつけの場所を準備中。
さらに春大根、ケール、にんじん、小かぶ、かぼちゃ、きゅうり、イタリアンパセリ、パプリカ、とうがらしは畑の畝の位置が決まった。
これは連作障害をふせぐため。基本的に昨年栽培した科の植物をおなじ場所でつくりつづけると病害を生じやすい。そこではたけの畝ごとにここ数年のやさいの種類を記録して、連作しないようにローテーション。この時期に年間もしくは前半ぶんをきめていく。
播種の準備
所望した種子がとどきしだい年明けから縁側の一部をビニールでおおい、専用のトレイの土へ種子を蒔く。このあいだ太陽の光をあびてあたたまったビニールでかこまれたなかでほぼ2週間ぐらいで芽が出るはず。さすがに春よりも発芽に時間がかかるがしかたない。あえて電熱器などは使わない。
梅雨の高温で湿るころに収穫時期になるのをさけるため、トマトなどは高温で雨がつづくととたんに株がいたみはじめる。露地もので梅雨をまえに収穫ピークをむかえて若干促成栽培ぎみに売りきる手はず。
種子をまくもので、はたけの位置が未定なのは姫とうがん、バターナッツ(かぼちゃ)、日向かぼちゃ、セージ、タイム、サラダバーネット。これらは苗ができるようすをうかがいながら、植えつけの場所をきめていく。それははじめて苗をつくるやさいだから。どの程度の苗の数がそろうか皆目見当がつかない。
くわえてダメもとでコガネセンガンとむらさきいもの発酵熱による伏せこみをはじめた。むかしながらの方法。これらはまったく甘みのないさつまいも。甘くない品種をえらんだ理由は動物害対策。
いもに甘さがなくすこしでも動物たちが興味を示さないようにえらんだ。いま好んでたべられるいもとは正反対。おなじくスイートコーンはもってのほかで、あまくないむかしの白い実の品種をつくる。これならば動物に倒伏されずに収穫できるのを実証ずみ。
おわりに
動物害があまりに深刻な手のほどこしようがないはたけにはそれぞれ、栗(ポロタン、ポロスケ)、梅、あんずなどの苗木を秋のうちにそれぞれ5,6本ずつ植えた。すでに1,2度、根もとをもちあげて苗をたおされた。いのししかあなぐまのしわざ。足あとがある。いつもこんなぐあいなのでおどろきもしない。もとにもどしておく。これではなかなか根が定着しないだろう。
これらの畑のスペースの多くは動物害のために何をつくっても荒らされてしまうので、周囲をふくめて年中草とりばかりで、あまり作物づくりをできる状況ではない。栗や梅ならばそれほど年中世話を焼かずともそこそこの果実が得られる。だんだんとやさいづくりのきもちがなえてくる。その横でハンターの方々が行き来している。
とくに夏場は動物のかくればしょとならないように、そして寄せつけないようにしょっちゅうあぜの草刈りをする。本業がいそがしい時期は休養の日がなく、はたけのほうをほったらかしにしがち。
すこしでも省力化しつつ多少の収穫を得たいところ。年が明けてしばらくの時期にちょっと油断するととたんに雑草の背たけが勢いを増してのびる。あたたかな陽ざしのなか、なるべくちいさな雑草のうちに減らしておかないと。種まきがすんでもほっとできない。
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