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去る4月は観測をとりはじめてからまれにみるほど日照がすくなかったらしい


はじめに

 なかなか洗たくのタイミングを見つけにくいなあと思っていたら案の定、例年になく雨やくもりの日が多かった。4月をふりかえるとほんとうにそうだった。さつきに入り4日目のきょうも雨。

来週も前半から雨のマーク。さて天気は安定してくれるか。

きょうはそんな話。

(タイトル写真:はたけのキウイの花)

学習サポートで

 朝はやくにもとの家にたどりついた。朝から学習サポート。朝から夜までつづく。行きの車のフロントウィンドウにぽつりぽつりと雨つぶを残しはじめた。きょうも雨がふるのかとためいき。

それにしても4月にはよく降った。陽ざしはほんのかぞえるほど。朝から夕暮れまで晴れていたのはほとんど記憶にないぐらい。午前か午後かのいずれかにわずかに陽が射す程度。

作物の出来が…

 野菜をつくっていたころ日照不足のあとはやさいの値段が高くなりがちだった。ちょうど苗の植えつけからしばらくのこの時期。本圃に植えつけ、葉が大きくなり陽の光をあびて光合成をさかんにおこなう。いきおいよくそだつはずの季節がなかなかやってこない。どこか陽ざしもぎこちない。

もつかなあと思いつつ外出してもいつのまにやら雲でおおわれて暗くなる。あわてて洗たくものが気になり、あともどりといったことが。

もとの家では

 もっぱら学習サポートでしか使わないもとの家。そばを小川がながれる。例年ならば冬場から春にかけてはほとんどわずかしか水がながれていない。水の流れる音はほとんど聞こえないのがふつう。ところがどうだろう。ここしばらくはここへ来て窓をあけ空気をいれかえようとすると、とたんに水の流れる音が大きくはいってくる。

あきらかに山に降った雨がおくれてしばらくのあいだ水量を増しつつ流れくだる。雨の降ったあと数日間かけてこの水音がつづく。この時間差こそが山のもつ保水力といってよさそう。まとめて下ってこないおかげで災害にならずに済んでいる。

雨は必要だが

 これだけ雨が降りつづくと通ってくる生徒たち、送り迎えをなさる保護者の方々もなかなかたいへん。予定を変更して迎えにこられたり、たずさえていない傘をもってこられたり。

あきらかに梅雨時とかわらない行動を予定していないこの時期に要求される。梅雨のころならばつねに持ち歩く傘をさわやかなはずのこの季節に持ちたくない。それが例年とちがい折りたたみ傘をつねにたずさえる。

おわりに

 これだけ毎年のように不定期でしかもどこか風情とはことなる気候のありようにとまどいを感じる。繊細な24節気の変化などを追いにくく感じる。すこしだけさびしい。
 

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