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ふゆ本番をむかえてながくしまいこんでいた学生時代のカーペットを敷いてみた
(2024.1.15加筆)
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はじめに
もの持ちがいいほうかもしれない。幼稚園でつかったはさみはつい先日、ちょうつがいがこわれて丁重に処分した。ひきだしにのこる箱いり1ダースのえんぴつは小学生のときかよったそろばん教室のクリスマスプレゼント。そして…。
きょうはそんな話。
(タイトル写真はレーズンいり蒸しパン)
さむさにそなえて
もうじき1年でいちばんさむい時期をむかえる。マンションのへやの床はまだつやを失っていない。このきれいなフローリングの床を退去までどうやって維持するか。このふたつの懸案を同時に解消するため長年つかわなかったカーペットをひっぱりだした。
大学に入学した春に4畳半風呂なしの下宿ではさむかろうと両親が買ってくれたもの。それ以降の就職や家の新築などの移動のたびについてきた。あらたなすみかにサイズが合わずにつかわずじまい。
ながくビニールぶくろにしまいこみ、たまに陽にあて虫干ししていた。そのおかげかワインレッドの色合いとみじかい毛足の風合いはほぼそのまま維持できた。かれこれ40年まえの品。ひっこしをくりかえし、とうに処分されてもふしぎではない。
今回の限界にちかい持ちもの処分にどうにか耐えてのこった。ただしいまのマンションのリビングは12畳。手入れはそれなりにしたつもりだがはたしてつかえるかとしばらく躊躇しスペースのあるもとの家においたままにした。
ものもちは
すてられない性格はときとしてわざわいする。30年まえに家を建てて収納やウォ-クインクローゼットなど当時とりいれるといいとされたものをそなえた。4畳半生活の反動かもしれない。
ものはなるべく置かないと決めたにもかかわらず、知りあいや近所の方々をつうじてさまざまなものがあつまる。独立した子どもたちのへやや、さきほどのクローゼットはいつのまにやら物置と化していた。
今回移り住むきっかけがなかったら、つかうともしれないものたちに占拠され、あたかも倉庫もしくは土蔵のなかに住む状態がより顕著になったにちがいない。
カーペットは
さて、カーペットの話にもどる。サイズがちいさいのとワインレッドの色が、淡いベージュを基調としたリビングに似合わないはずとたしかめもせずにいた。ところがここは学習サポートで生徒たちも利用する。
ベージュが基調なのは生徒たちになるべくあかるくつかいよいようにという配慮から。学校の教室のイメージにちかい色合い。それでも風邪をひかせぬだけの心配りはしたい。あたたかくすごせるようにフローリングむきだしは避けたい。
そこでカーペットの登場。けっきょくテーブル下にいすの余地もふくめてぴったりのサイズとわかった。教室風から家庭的なふんいきへとさま変わりした。これはこれでリラックスできそうでいい。稼働いすでフローリングを傷めないで済む。なんでもやってみるものだなと思った。とっておいてよかった。
おわりに
なにが役にたつかわからない。かといってたくさんの持ちものを保管するのは賃貸ぐらしでは容易でない。むしろものを持たないくらしをめざしたい。その両方のはざまで悩んでいる。
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