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ひとり住まいのふだんぐらしに適切な広さとはどのくらいだろう
はじめに
これほど寒さが長引くのは予想だにしなかった。部屋にいるあいだはエアコンをつけたまま。もちろんそれなりにこまめに調節して厚着してからだをうごかしつつしのいでいる。もとの家からふたたび灯油ファンヒーターをもってきたほうがよいのか。
一度は実際にもちこんで試運転。その頃はそんなに寒い時期でなかったので、エアコンでいいかとなりそのまま。ひとりぐらしにはこんな広さはいらないなあとつくづく思う。むだによぶんな空間の空気をあたためている。
きょうはそんな話。
ひろい部屋
この賃貸マンションを選んだのにはさまざま理由から。そのややこしい連立方程式をどうにか解いて、こたえを出せたのがこの部屋。妥協した点といえば部屋の広さ。ふつうならば広いほうが…と思われそう。
ところがわたしはその逆に内見のまえから「広すぎる」と感じていた。ほかの条件は申し分ない。いまは都合により車もちだが、いざ手放した際にも足があるところがいいと決めていた。それとふだんの買いもの。そのふたつははずせない。
もてあます
多少は古い物件(最低限の耐震性さえあれば)で気にしない。床はフローリングでかまわない。掃除の手間を考えれば畳よりこのほうがいいかもしれない。
ただしリビングが広すぎる(12畳ほど)。ひとりぐらしでこんな広いところをふだんの居場所としたことがない。
危惧していたこと
広すぎると気になったのは冷暖房。効きがよくないのではということ。当面ひとりなのでそのまわりだけ涼しければいいし、温まればいい。もちろん冬場ならばキッチン、洗面所、風呂などもふくめて温度ギャップをかんがえるとどこでも温かいに越したことはない。
しかしこの部屋の場合にはそれにも限度がある。たとえばベランダの窓際からキッチンのある玄関口まで直線で10m以上ある。合わせるとちいさなエアコンの性能をフルに発揮してもすみずみまで効力を発揮させるのはとても難しい。
案の定
暮らしてみると予想どおりだった。最上階なのも災いして夏場は夜おそくまで天井やベランダからの熱気が夜なかもそのまま。なかなか室温は下がらないまま。寝つくまでしばらくエアコンを欠かせない時期がある。
エアコンの吹き出し口の角度は限られ、設置位置のためかなかなかヒト(つまりわたし)のいる場所にとどかない。部屋が長細いのが原因だろう。そこで対策をとることに。
傾向と対策
長細い部屋のかたちのせいで風が循環しないのが冷暖房の効率のよくないそもそもの原因。対策するしかない。なるべく費用をかけない方策がいい。
そこで部屋のまんなかにカーテンレールをとりつけ、カーテンで間仕切りとした。エアコンと対角線の位置に扇風機で風を送り出し循環するようにした。こうして空気を循環させる。これで部屋の半分の6畳相当分を中心にエアコンのある側をわりと効率よく温める(あるいは冷やす)ことができた。
もちろん夜間や日中でも陽が射さないと窓側のカーテン(遮光カーテンと2重)も閉めて効率をあげる。
おわりに
ほかにもいくつか対策しているが、いちばん効果があらわれたのは上のふたつ。角部屋は窓の数が多くて採光や風通しの点では好適だが、冷暖房の観点では開口部として熱の出入りがしやすいため効率は落ちやすい。
そのためそこを中心に対策する。あとは温めたいならば日中の太陽にたすけてもらう。そのためカーテンでの調節はかんたんでわりと効果的だった。
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