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マイクロプラスチックをつくりだすプラスチック製のマットやプランターを玄関そとにおかないようにした


はじめに

 ナイロンは絹をヒントにつくられたという。ナイロンだけでない。世のなかには合成繊維だけでなく合成樹脂、すなわちプラスチックが生活のなかに浸透して代替は容易でない。環境汚染はおもわぬかたちでおとずれることが多い。

マイクロプラスチックもしかり。温暖化とおなじくすくなくとも現状よりわるくしないようにこころがけるにはどうしたらいいか身近なところからかんがえてみた。

きょうはそんな話。

家のまわりには

 先日までの住まいは郊外の庭のある一戸建て。安くてかるいからとプラスチック製のプランターや鉢をよくつかっていた。のざらしにして数年で粉をふいて朽ちてくる。

表面に粉をふき、こまかくわれてこなごなになっていく。やっとそれに気づいたころに処分していた。すでにこまかな破片がそのあたりへ散っていた。あたりは下水道でなく家庭内の水まわりから出る排水は浄化槽で処理されたあと、横の小川に流れこむ。家の外の雨水はそのまま川へ。

結果的に庭で生じたこまかなプラスチック片を川に流してしまっていた。気づいたのはごく最近のこと。報道で知ったのは気づきにくいこうしたマイクロプラスチックの出どころ。

一例があげられ合成樹脂製の玄関マットや人工芝(よくある緑色のもの)などからだとつきとめたものだった。ほかにも出どころは下記の資料中に多種類ある。

すでにあとのまつり。元凶をつくりだしていたひとりはわたしだった。おくればせながらこの行為は科学者としてはずかしいかぎり。ごめんなさい。


まわりをみわたすと

 家まわりや庭にはさまざまなものを軒下などに置いている。上に記したマットやプランターなどのほかに草とり用のたらい、ほうきの一部、ぞうり、園芸用の支柱や保温のためのビニールや防鳥ネットなどなど。きりがないほどプラスチック製のものが多い。そのいずれも日にあたりつづけ風雨にさらされていると劣化がすすむ。こなをふいたようになる。

たしかにしまい場所には直射日光よりはかげのほうがいいとか、陽のあたらない場所のほうがながもちするからと場所をえらんでいた。ただしプランターはそうはいかない。なるべく陽の光をさがしてまわる。いずれは劣化して粉をふき、浄化槽を経ないまま排水口から直接川へとながれていったはず。

これ以上出さない

 知ったからには徹底的にあらたに出さない対策をしようと思い、いっきにかたづけた。庭には基本的に木製か金属製のものしかおかない。プラスチック製のプランターや鉢はすべてごみ出しした。

やむなしなのは建材やその付属物。けっこう塩化ビニルなどが雨どいにつかわている。劣化がすすみにくいほうだがそれでも長年つかうと変色し、われなどが生じる。やむなく台風後に新品にとりかえた。

おわりに

 いままで見落としていたのはほんとうにうかつだった。こんな身近なものからマイクロプラスチックのもとが生じるなんて。洗濯時の糸くずなども注意して洗濯機の糸くずのトラップをメンテナンスをねんいりに。流れ出た微細な合成繊維ははたしてどれだけ浄化槽でトラップできているだろう。

もちろん家のなかのプラスチックごみは行政をつうじてゴミ出ししている。このさいだから家のなかのいらないプラスチック製品もしっかり整理しようと思う。


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