もとの家の庭の花たちがまちかねたようにいっせいに開きはじめた
はじめに
8か月まえまで住んでいた家を週2回だけ学習サポートのしごと場に。庭の植物のうち屈強なものたちが生き残る。今朝はさむさを感じなかったので、春を待ちきれなかったかのように咲きはじめた花々をひとつひとつ見てまわった。
それぞれの来歴を思い出しつつスマホで撮影。
季節のかわりめ
ようやく春休み。学習サポートのためにもと住んでいた家をつかう。朝を希望する生徒たちはリラックスした私服すがたでおとずれる。わたしはひとあし早くしごと場で準備する。朝露に芝生が濡れたままの庭をながめたあと、まずは生徒のためにへやをファンヒーターであたためる。
かたや部活のあるべつの子はひるすぎに用具をかかえて訪れるし、街へと買い物にむかう生徒はいつもよりおしゃれをしてここへ来る。
いずれにしても学校のあるときとくらべてゆったりと時間がすぎる。
この場所
ここにはすこしだけ庭がある。すでに手がかからないもの、たまに徒長した枝をかる程度でよいものだけ残った。作業用の長靴や草払い機、剪定ばさみなどの用具はここへ置いたままに。
ここへはやめに訪れて生徒たちが来るまえのちょっとした時間に手をいれる。学習室には大きな窓をとおして、あかるい若草色にあふれた庭が見える。数日前に「みどりがきれい!」と生徒のひとりがつぶやいた。
庭のようす
ばら、もっこうばら、こでまり、水仙、やぶつばき、わびすけ、そしてつつじの花がさきはじめ、すでにブルーベリーは8分咲き。ここ数年は集落の桜の開花とそれらの花の開く時期が接近したかほぼ同時。
以前のこの地では梅→桃→桜とそれぞれ申し合わせたように順番に咲いていたはず。それがどういうわけかこのところいっせいに花開くように感じてしまう。
人知れず咲く
かえでの花が開いているのはとても気づきにくい。桜とともに咲いているのにとても地味な花でほんとうにヒト知れず開く。枝さきの葉はひらきはじめ。生徒たちを待つあいだに撮影しておこう。
いつのまにやらべつのかえでは実をつけている。
おわりに
この季節の到来でようやく冬を越せた気になれる。先週の春分の日以来まさにそう。さわやかな期間は思いのほか短い。これから一気に暑くなってしまうのか。
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