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つぎつぎと枯れるみかんのなかでかろうじて残るあまなつの収穫をはじめる
はじめに
これも気候変動の影響か。このところ夏の暑さとともに冬のさむさも極端にかんじる。西日本でみかんのみのる地域。この果樹にとってあまりに寒いと木がもたない。どうもここ数年、そのストレスが木にかかるのかつぎつぎに枯れていく。かろうじてのこったのは甘夏とボンタン。
毎週のように南向きのあまなつの実からひとケースずつ収穫していく。2,3週間冷所においておくとあじのバランスがとれてくる。
きょうはそんな話。
あまなつが黄色に
うちでは「みかん山」と呼んできた畑がある。そこは周囲が木々におおわれ、海風が直接あたらずに陽だまりになりやすい。うちにいるよりも陽ざしがあるとあたたかい。「ここに家をつくればよかったかも。」と冬になるといつも口にでてくる。
それがこのところおかしい。ここ5,6年でじわじわとみかんの木々が枯れていく。いきなり実をつけたまま立ち枯れすることも。気がつく範囲でそれまでと違うとすれば冬の極端な寒さが連続しているためかなと思う。
わが家は西日本に住まう。みかんはあたたかい地域で生育する植物。マイナスの気温にはよわい。このところ暑さがながくなるとともに、冬にとても気温の低いことがよくある。このストレスがみかんにとっては大きいのかもしれない。
ことしもこれからさむくなるという。例年にないほどの寒波がおしよせるという。のこった木々が心配。
木の負担を軽くしようと早めに収穫を開始。きょうもこれから1ケース収穫しておこうと思う。身軽にしてやったほうがよさそう。
しばらく置いて
収穫したあまなつの実は2,3週間、家のなかに置いておく。そのあいだに味のバランスがとれてくる。収穫してすぐの果皮はみずみずしくかたい。それがしばらくするとすこしだけやわらかみが感じられてくる。そうなると食べごろ。
酢の物に果実をほぐしていれてもいいし、ヨーグルトに入れるとさわやか。
収穫してすぐのすっぱさのほうがまさっていた状態から、甘みもいっしょに感じられてくるようになる。ジュースにしてもおいしい。
果皮はこまかくスライスして砂糖とともにぐつぐつ煮つめるとマーマレードにできる。
おわりに
あまなつの皮は風呂にうかべるとかおりがいい。もむと芳香のあるオイルがたくさんでてくる。なによりここちよい。
さて、のこったあまなつとボンタンの木。なんとか寒さをしのげないだろうか。こことはちがう庭にすこしだけオレンジなどの苗をそだてはじめた。いろいろやってみるしかない。
気候はどうもいろいろと激しい荒い性格を帯びてきたと感じる。雨もおなじ。台風も強力なものがここ数年ちかづいた。
なんとかおだやかな気候にもどってほしい。
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