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食べものの購入ペースがそのままその月の消費全体のはやさに比例するようにみえる


はじめに

 家計簿をつけるとなかなかおもしろい。気づいていない自らの消費動向をそれとなく知ることができる。これはちょうど株の売買のうごきと類似していないか。強気か弱気か、そのときどきのきもちの持ちようで財布のひもがゆるむか締まるか。

きょうはそんな話。

タイミングを見計らう

 師走はすでに半分がすぎた。例年のことだがボーナスの出る時期で、クリスマス~大みそか~年明けと消費は上向き、物価はおのずと上がる。もちろん食料品のうち生鮮品はもれなく高くなる。いちばん値段のあがる今後の2週間ほどは買いものを極端に控える。

それぞれの行事の過ぎたのを見とどけて、ほとぼりが冷めておもむろに売れ残りの生じるタイミングをねらって年越し用にたべものを買う。

昨年、一昨年はこうしておせち用の練りものなどの売れのこりを信じられないほどの値段で買えて、おでんをつくれた。年に1回のチャンスといっていい。ふだんはまったく入手不可能なものばかり。

いちごは

 クリスマスケーキ用だろうが、この時期に突如としていちごが店にならぶ。需要があるからつくられるわけで、ある店では1パック1000円!もはや芸術品。栽培農家のご苦労が忍ばれる。

どんどん横道に逸れるが、この時期はあきらかにいちごの旬ではない。春から初夏にかけてのほうがいちごはわたしでも露地で栽培できるし、育てやすく味もいい。食べた種をこの時期に蒔いて育てると、たいてい先祖返りするのか、かおりのよいむかしながらのなつかしい味のいちごにもどる。

2年かかるけれど、なにも買わなくても育てる楽しみとともにあじわえる。そんなわけで、店にこの真冬にならぶいちごを見るとやはりなにかがちがう。農家さんにはすまないが横目でながめるだけ。

家計簿を見つつ

 話をもとにもどそう。今月のなかばでふだんの65%の消費ペース。光熱費などもすこし緩み気味。あきらかに自重しているつもりでもこんな調子。後半はもっと締めなくちゃとなる。もし家計簿をつけていなかったら、わたしのことだからこのままダラダラと財布のひもはゆるみつづけていただろう。

過去の記入と見くらべると、あきらかに食費が平均月よりも上まわると、それ以外の消費も多くなっている。これはじつに明快。わたしの単純さがここに露呈している。気分の上下で消費への行動は変わると知れた。 

おわりに

 ここ10数年ほど、教室の冬休みのスケジュール(じぶんで決めているにもかかわらず)の変わりめに当の本人が対応できずにてんてこ舞いしている。順応できるのは大みそかのころがやっとで、歳を重ねることを思い知らされる。

ようやく慣れたころには年が明け、生活もそのペースですすめられるようになったとたん、すぐに3学期や入試。

またもやもとの時間割にもどる。それに順応するのにまた時間がかかってしまう。そのためか、もはやクリスマスや正月などの行事は放っておかれてなにもしない。いつも正月にカレーを食べるのはまさにそのためといっていい。このしごとはこの時期はなにしろつぎからつぎへと忙しい。文字どおり駆けまわり…そうか師走か。交通機関ならば繁忙期というのかも。


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