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ガーデニング・農作業の備忘録

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わたし自身が忘れないための庭の果樹やハーブ、草花の育て方、畑の作り方など。あくまでも自分本位なメモ。
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#仕事について話そう

やさいの活用方法をあれこれやっていたころ

(2024.4.1加筆) はじめに はたけでやさいづくりをしていたころは収穫期になるといっぺんに穫れてしまいがちだった。おおいそぎであれこれ行きさきを手配していく。 はたけでさばききれないとうすうすかんじたら、まだはしりの時期ならばきれいなものから販売所はもちろんのこと、ご近所や知りあいにもくばる。だいこんなどはとくにそうなりやすかった。 きょうはそんな話。 この時期には いまごろの菜園は葉物のほうれんそうぐらいで、あとはとう立ちしたアブラナ科の芽やブロッコリーの脇芽

ふつうは人力でやらないほどもっともたくさんの数の種子を蒔いた日のことを思い返してみる

(2024.3.25加筆) はじめに 6年ほどはたけをつかいやさいづくりをした経験のなかからもっともたくさんやったことのいくつかが思いうかぶ。そのうちのひとつについて。 おそらくお読みいただくとあきれられると思う。もちろんひろいはたけをお持ちのかたにはおすすめしない方法。 きょうはそんな話。 (タイトル写真はその当時の麦秋のようす) 麦まきのはたけ 地理で習った方もおいでだろう。せかいをながめると冬に麦がつくれる比較的温暖な土地と、春あたたかくならないとつくれないと

やさいのたねまきと苗の水まきを年中つづけられるたのしさ

はじめに やさいづくりをしていたころ、玄関先の軒下で苗をそだてていた。ここは適度に陽があたり風のとおりがいい。陽あたりと水やり、そして適度な風。これがそろうとよく育つ。 この場所ならば日々何度か出入りするのでそのついでに水やりできる。何年ものあいだとぎれることなくその習慣をつづけられる。 きょうはそんな話。 やさいをつくるには 基本的に苗を買わない。いずれも可能なかぎり種子を購入して蒔くところからはじめる。やさいをそだてるにはいい苗さえそだてられればさほどそのあとはむ

屋外で大ざっぱに時間や場所をつかむあくまでもじぶんなりの方法とは

はじめに はたけや山では基本的に時計をしなかった。ほとんど必要ないから。その日に予定した仕事が完了すれば家にもどる。ただそれだけ。 ところがまえの晩に風が吹いてそなえつけたビニールがはがされるなど、予定しない突発的な作業がくわわると算段がくるい、とたんに時間を知りたくなる。そんなときにどうするか。山でじぶんの位置をつねに把握するには。 あくまでもじぶんなりのいまはやっていない方法なので、あてにしないでいただきたい。 きょうはそんな話。 山にはいると この時季には山に

そろそろ長いもの畝づくりと植えつけの準備をはじめる時候になった

(2024.2.26加筆あり) はじめに 9年まえのやさいづくりの記録から。この時期には春作のさまざまなはたけづくり、とくに堆肥をいれたあと場所を作物ごとにわりふり、それらに合う畝につくっていく。 これからの1年の作柄を左右するだいじな作業のひとつ。ほぼもとの文章のまま。 ながいもの栽培場所 昨年につづいて長いもとダイショ(ダイジョ)をつくろうと思い立ちました。ダイショは暖地で栽培されてきたヤマイモの仲間です。大きな塊のいもができます。最近は京都などで試験栽培され、すこ

長い期間にわたり新鮮なたまねぎをあじわうには前年の下準備から

はじめに 数年前までたまねぎをよくつくっていた。極早生、早生、中生、晩生とその土地や気候に合った品種をいずれもえらべる適地。作らない手はない。いずれもつくり収穫した経験あり。 うまく品種とまきどきをまちがわなければ、つぎつぎとみずみずしいたまねぎをたべられる。あまりしられていないが葉もじつにやわらかで食べやすい。 8年まえの記録から。 植えどきが肝心 早生のたまねぎを植えたくなった。選んだ種子はサラダオニオンレッドという品種。9月8日蒔いた。 台風が近づいているわり

雪まじりの寒さのなかでかぶが発芽

はじめに こちらも8年まえの記録から。春にもかろうじてとう立ちするまえに収穫までこぎつけるアブラナ科のやさいがある。そのうちわたしのすきなのはかぶ。 これについて記したものがみつかったので、いずれ栽培するときのためにnoteに残しておく。ほぼ原文のまま。 さむさのなかで 寒さのなかで畑Bでかぶが発芽しました。このところはげしい雨や雪、風のなかでどうにか発芽しました。ながれてしまわぬようにねんのためビニールをかぶせて重石をのせておいたのですが、ビニールの1枚は遠くまで飛ん

やさいづくり備忘録:さむいさなかに春をかんじたのかはだか麦が伸びてきた

(2024.2.12加筆) はじめに 8年まえの記録から。当時、ふと麦を育てたくなった。えらんだのは実ったあとの脱穀の手間と、この土地への相性をかんがえて比較的あたらしい品種のはだか麦。 そだてたようすを記す文面からはじめて播種したときの試行錯誤の状況や期待感などがわかる。文章はほぼ当時の記録のまま。 観察していると 散歩で麦を見てきました。遠くからながめてもこの一画の若葉の緑が美しいです。晴天の陽ざしのなかで、若葉色がかがやいています。 ここに蒔いたのは倒伏しにくい

やさいづくりの備忘録:さといもの種いもを選別する

はじめに これから3月はじめにかけて保存しておいたさといもを選別して植えつける。いきおいよくそだって暑い時期に葉を旺盛にひらいてたくさんのいもをつけてほしい。そのためには出だしが肝心。いいスタートをきるために種いもの選別が欠かせない。 7年まえの文章をほぼそのままここに記す。 収穫は 今日は朝から畑Dに残っていたさといもを掘りあげ、今春のための種いもをえらぶ作業をしました。きょうだけで40㎏ほどありました。夏の高温とはげしい乾燥のために昨シーズンはさんざんで収穫は400

おとなりの方から大量に草刈りの枯れ草をもやしてできた草木灰をたくさんいただく

はじめに これも7年まえのやさいづくりのようすから。なにかと身近なところで必要なものを手配できるとうれしくなる。やさいづくりをやっていていちばん手間と費用がかさむのは元肥。わずかなはたけとはいえ、冬のあいだに施す量は想像をはるかに超える。毎年のように材料はないか目を皿のように周囲をさがしまわる。 まわりの方々との協力体制を築くのがたいせつ。なにかとやりとりして情報をいただくとどうにかなる。あるいはない知恵をしぼりさがしだす。当時のほぼ原文のままでここへ。 きょうはそんな

この時季の農作業:ウリ科の苗を虫と風から守るためのビニール囲い用の竹を山であつめる 

( 2024.1.27加筆) はじめに 8年まえのこの日にした農作業のひとつを記す。すでに農業をやめて4年あまりになるので、とくに冬の農作業について見ないとなにをしていたのか思い出せない。 するとなんとまあこんなことをしていたのかとか、よくもまあつぎからつぎへとさまざまな作業があるもんだと感心する。必要なときのため文体はちがうがほぼ原文のままnoteへ備忘録としておいておく。 きょうはそんな話。 苗をまもる 朝から山に入りました。いつもの腐葉土集めとともに、かぼちゃや

やさいづくりで起こったこと:自家採種して蒔いた種子はおいしい葉だいこんでだいこんが1本もできなかった

はじめに 2017年1月はじめの日記から。たまには予想外のやさいづくりについて記しておこう。このころは販売用の市販種子でつくるやさいとはべつに、自家用として自家採種した種子も蒔いていた。 おもに地元の固定種のはずだった。たまにまわりでそだてるほかのものと交配してしまうことがある。今回はもののみごとにそれが出た例。 きょうはそんな話。 自家採種しただいこんは 今回蒔いただいこんは昨年採取した種子。おいしかったので蒔いた。ところがそだてて驚いた。間引き菜としての葉ダイコン

2016年の正月はにんじんが豊作だった

(2024.1.15加筆) はじめに あけましておめでとうございます。ここは年中無休でしかも年中無給でやっています。広告を載せていますから正確にはちがいますが。 さて、いつもどおりにもどる。このところnoteに投稿している記事は9~5年ほどまえの日記から。兼業のやさいづくりに関するものが多い。販売量がふえていき、やめるころ(昨今の状況にはいるまえ)には第1種兼業農家、つまり農業所得を主、それ以外を従とするまでに。 ところがかの流行り病と、あまりの動物害に折れてはたけづく

はたけで収穫したやさいをていねいにあらい、やさいいためにして食べる

はじめに 4年まえまでたんたんとやっていた作業と、その際につくってたべていた料理についての備忘録。 ずっとこんな生活がつづくものとあたりまえのように行なっていた当時のある日の日記から。 きょうはそんな話。 (タイトル写真はこれから熟すまるかじり用のポンテローザトマト) はたけでの収穫 きのうは収穫物が多かった。やさいをわき水であらうのに1時間あまりかかった。この集落では湧き水を各家にひいて使っている。このあとふきとりかわかしたあとふくろづめとラベル貼り。販売のぶんに