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月並みな人々

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SF短編集。すべて自作です。2500~4000文字で5分ほどで読了できます。すきま時間にどうぞ。
ナンセンスなSFをこそこそ書いています。ひとつ5分。すきま時間にお読みください。
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記事一覧

そういえばながいことたくさんいるはずのいとこたちに会っていない

はじめに きのうのこどもからわたしのいとこのひとりが訪ねてきたらしいと知る。1時間ほど…

(短編小説)異界に投げ込まれた竹の姫君への月の大君のおなげき

とわの別れ 「あ~あ、息がつまりそうだった。」  竹の姫は翁と媼の姿が見えなくなったのを…

(短編小説)2105年「有意義な大学No.1」は月にあった

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(短編小説)新しい学力観にもとづいた大学受験抽選制について

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(短編小説)遠方星の受験生向けサポートサービス:月を拠点に余裕をもった大学受験を

準備次第の受験  地球から遠く離れた地方星からの大学受験。たびたび受験に訪れる時間、費用…

(短編小説)柏木次郎博士講演会 ーひざ痛の画期的療法はひとりの営業マンからはじま…

ひざ痛療法の経緯  本日はお集まりのみなさん、おそらくひざの痛みがどうにかならないかとい…

(短編小説)電子月刊誌「とても新しい農村」2100年5月号原稿             ー農園をひらくにはー

土壌の特徴  地球と比べて月は石英質が豊富です。なぜならば月は、もともと地球の岩石半分にはるばるカイパーベルトからひょんなことから飛び込んできた小惑星が合体してできています。それでカリウムがあまりありません。 したがって月で農園をひらくならば月の表側、つまり月の海が多い部分がおすすめです。こちら側は地球と岩石の組成が共通の部分が多いため、カリウム不足を心配せずに畑をつくれます。

(短編小説)月での天文学研究の30年をふり返って「季刊天文マガジン」夏号 三ノ輪…

月とは  月から地球まで、地球の直径の30倍の距離です。したがってちょっと地球に用事がで…