ホワイト離職が急増！
4月に新卒の方々が入社してから、今月で半年が経とうとしています。
順調に成長していらっしゃいますでしょうか？？？
新入社員の方々が今後もキャリアを積み、活躍されることをお祈り申し上げます。
と書かせていただいた矢先にマイナスな話で申し訳ございませんが、
新卒の離職率は(笑)
22年10月に厚生労働省が発表した「新規学卒就職者の離職状況（対象：2019年3月卒業者）」によると、大卒の新規就職者の就職後1年目での離職率は、11.8%。
従業員1000人以上の企業では1年目での離職率は7.9%でした。
コンサルティング会社の識学が、今年4月に発表した調査結果によると、
・会社を辞めたい、転職したい理由
1位：昇給の見込みがないから(40.9%)
2位：休みが取りづらいから(29.5%)
3位：成長や昇進の見込みがないから(27.3%)
4位：成長につながる仕事や責任ある仕事を任せてもらえないから(26.1%)
5位：人間関係がうまくいっていないから(15.9%)
という結果になっていました。
人材難の状況の中、退職を防止するために色々ご苦労されていると思います。
そんな皆さまのご苦労が、もしかしたら無駄になってしまうかもしれない
「 ホワイト離職 」 が現在増えているようです。
※後編に続きます。
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～後編～
「 ホワイト離職 」とは、文字通り働きやすく、職場の方々もやさしいホワイト企業なのに、「ゆるすぎる」と感じて離職してしまうという、とても贅沢なものです(笑)
ブラック・パワハラ全盛期の時代に若手だった自分としては(笑)うらやましい理由ですが、会社としてはたまったもんじゃないではないでしょうか。
リクルートワークス研究所が、22年に大手企業に所属する若手社員への調査によると、入社3年目までの新入社員の36%が、職場を「ゆるい」と感じているとのことです。
また今の職場を「すぐにでも退職したい」「2～3年は働き続けたい（5年以上は働き続けたくない）」の合計が、「ゆるい」と感じている若手では57.2%、「ゆるくない」と感じている若手では52.9%と、半数を超えています。
由々しき問題です。
「 ホワイト離職 」を考える方は、下記のような不安を感じています。
・このまま所属する会社の仕事をしていても成長できないと感じる
・自分は別の会社や部署で通用しなくなるのではないかと感じる
・学生時代の友人・知人と比べて、差をつけられているように感じる
新人でこのように感じるという方は、とても仕事への意識も高く今後活躍が期待できる社員の方々です。
そんな社員を辞めさすわけにはいきません。
とはいえ、厳しくするのもダメなようです。
やはり、1on1などで、ひとりひとりと向き合い、話を聞くことが大事とのことです。
新人の中で、あの社員は今後活躍してくれそうだと思っている社員の方ほど、実は退職を考えてるかもしれませんので、ご注意ください。