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2021夢日記 巨人と森と狩人 ji-jyo 4月28日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは最後にご紹介しておきます。

昨日はまさに夢の中と言った展開だった。

始まりは大きな木が生い茂る森の中を彷徨っているところからだった。

僕は姉と二人、森の中にいたが、どうやら何かから逃げ回っているようだ。

『このまま逃げ切れるとは思えないよ。どう考えても分が悪い。何かいい方法はないのかな。』

僕はかなり弱気な状態だった。打って変わって姉はずいぶんと落ち着いていた。

『大丈夫よ。あと少しで姉さんの隠れ家に着く。それまではこの高い木をうまく使って隠れながら進むのよ。』

そんな姉の後に続き歩みを進めているときに僕は気付いた。
やけに視界が高い。少し背伸びすれば生い茂る高い木のてっぺんを見ることだってできそうだ。

僕は巨人だった。姉もそうだ。おそらく身長は15メートルくらいはあるだろうか。今回の夢の中では巨人になってしまうとは…。

それにしてもどうして逃げ回っている展開なのかは、いまいちよくわからないでいた。

『僕らを追って来てるのは何者なの?』

『いつもの連中よ。巨人を狙った人間。私たちの体や骨は彼らの世界では高く売れるからね。』

そういうことか。でも自分たちより遥かに小さな人間なら、こちらが威嚇するだけでも、恐怖に震えて逃げ出して行きそうなのに、どうしてこちらが逃げるはめになっているのだろう。

そんな疑問を感じながら慎重に歩いていると、

『伏せて!!』

姉がいきなり僕の頭を抑え込んだ。僕らはなるべく音を立てないように地面にかがみ込んだ。

次の瞬間、僕らの頭上を通り過ぎた何かは、だいぶ離れたところで大きな爆発を起こした。

『何!? 今の?』

『RPG-7ね。ロケット弾みたいなものよ。奴らは常に兵器を持って追ってくるからむやみにこちらから仕掛けたりしてはダメよ。』

そうなのか。僕らはいつも追われる獣の立場で、奴ら狩人みたいな図式なのか。

僕らはなんとかバレないように、高く太い木の影に身を潜め、なんとか奴らを撒くことに成功した。

しばらく進むとギリシャにありそうな大きな神殿の石柱が見えてきた。

『あれが姉の隠れ家よ。あの中に入れば安全だから。』

そう聞いて、良かったと安堵したとき、左から目の前の姉に向かって飛んでくるロケット弾が見えたところで今日は目が覚めた。

もはやワンダーランド的な展開と言った夢だったな。
あの後、姉がどうなってしまったのか気になるところだったけど。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 3月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 2月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 1月夢日記 ~ji-jyo~】


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