2021夢日記 不思議なお仕事 ji-jyo 12月2日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢はいろんな意味で不可解な展開だった。
始まりは自宅の一室で憂鬱な気分になっているところからだった。
『とにかくやるしかないわよ。』
知人の女性が僕を諭すように話しかけてくる。
『いや。でも…。』
『誰かがやらなきゃならないの。今出来るのはあなたしかいないのよ。それに報酬だって悪くない。』
『わかる。わかるよ。けどさ、やっぱり自分に出来るか自信が持てないよ。だって一人でやらなきゃならないんでしょ?』
『きっとできるわよ。それでね。もう依頼は引き受けちゃってるから。報酬はあなたの口座にもう入っているはずだわ。』
『えっ!?』
彼女の言葉に戸惑いながら自分の口座を確認すると、スッカラカンだった残高は1000万円の表記に変わっていた。
『こ、これいくらなんでも多すぎるでしょ。』
『それだけみんなやりたがらない仕事なのよ。それじゃあ再度仕事内容を伝えておくわね。ボートに乗って隣の島に上陸して。そこに雑草ならぬ、雑コンクリの芽が生えて来てるわ。それをこのハンマーで破壊して回って。一つ残らずね。そうしたらまた1年は安心できるわ。』
そんな不思議な会話を重ねた後、全く乗り気はしないが隣の島とやらに出発した。承諾したつもりはなかったが、まさか報酬が前払いされてるなんて。しかも1000万円も。これではもう断りようもない。
そもそも雑コンクリっていったい何なんだ? コンクリって勝手に生えてきたりしないだろ。雑草じゃあるまいし。そう言えばどんな大きさをしているのか聞くのを忘れていた。もしかなりの大きさだったら壊すのは容易じゃないような気がしてきたぞ。
そんなたくさんの謎でいっぱいになりながらも気付けば隣の島に上陸していた。
しばらく回りを見ながら島の中に進んでみたが、これと言って変わった物は見当たらない。至って普通の島で見た感じは自然豊かな穏やかな土地にしか感じない。問題の雑コンクリとはいったいどこにあるのだろう。
海岸から離れ島内部に向かって森の中に進んで行くと、ようやく見慣れないものが姿を現した。
それはまるで超巨大なたけのこの里のような形をした異様なコンクリートだった。これか? これなのか? 雑コンクリってやつは。でもこれは…。
近づいてよく見てみるとかろうじて立ってはいるものの、生え際のところには大きな亀裂が入っていた。試しに足で押してみるとコンクリで出来たたけのこの里はあっけなく倒れてしまった。
それからよく周りを見渡してみると至る所にたけのこの里が生えていた跡はあるが、何故かすでに破壊された後のようだ。
これはラッキーだ。どこの誰だかはわからないが、僕が来るより先に雑コンクリ、改め、たけのこの里をもう破壊してくれていたようだ。いやぁ良かった。何だかよくわからない謎だらけのこの仕事はもうやらなくて済みそうだ。
あれ? でもちょっと待てよ。それじゃあ前報酬としてもらった1000万円はどうしたらいいのだろう。そんな新しい疑問が浮かんだところで今日は目が覚めた。
変な夢だったな。1000万円は…。欲しかったけど。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 11月夢日記 ~ji-jyo~】
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